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ストライカーズ1945 II 【すとらいかーず せんきゅうひゃくよんじゅうご つー / - いちきゅうよんご つー】 対応機種 アーケード 高解像度で見る 裏を見る ジャンル 縦スクロールシューティング 発売・開発元 彩京 稼動開始日 1997年10月 移植版 【SS/PS】1998年10月22日(【PS】SuperLite1500:2000年9月28日)【PS2】(*1):2004年8月5日(TAITO BEST:2005年7月14日)【Switch】2018年1月25日【Win】2020年5月29日【PS4/One】2022年7月14日 配信 【PS3】ゲームアーカイブス:2011年8月10日/600円【Switch/PS4/One】800円(税別) 備考 参考:フライヤー 判定 良作 彩京STGシリーズ 概要 ストーリー 特徴 自機ラインナップ 評価点 問題点 その他 総評 移植 続編など 概要 第二次世界大戦を題材にした「超硬派」縦スクロールシューティングゲーム『ストライカーズ1945』の直系となる続編。 前作のシンプルなテイストをほぼそのまま引き継ぎつつ、システムやバランス、演出など全面に渡って正統進化を遂げた完成度の高さが光り、前作を上回る大ヒットを記録した。 彩京が最も円熟した時期の作品にして、90年代後半のシューティングを代表する傑作のひとつに挙げられる。いまだに現役稼動を続けているゲームセンターも多く、縦スクロールシューティングとしては『怒首領蜂』と並んで長く愛されるタイトルとなっている。 ストーリー 1945年 冬。"C.A.N.Y." との壮絶な戦いは、ポツダム宣言の受諾を承認しない軍国主義者のクーデターとして処理された。が、"C.A.N.Y." によってもたらされた脅威は世界に暗い影を落としていった。一方、アメリカ国防総省に厳重に封印されていた "C.A.N.Y." の新型兵器データが何者かによって外部に流出した。それを手に入れ再び世界を混沌へと引きずり込もうとする新たな組織 "F.G.R."! この事態を受けて新兵器開発実験部隊としての任に就いていたストライカーズが、再び世界の護り手として招集された! 特徴 基本的な部分は前作とほぼ同じ。 大きな変更点としてはオプションとフォーメーションアタックが廃止され、溜め撃ちがゲージ消費制の「スーパーショット」に変更されたことが挙げられる。 操作系統は1レバー+2ボタン(ショット・ボム)。 ショット(Aボタン) セミオート(1回押すと数発が自動で発射される)だが、設置店舗によってはフルオート連射ボタンを追加している場合も多い。パワーアップアイテムを取得することで4段階にレベルアップが可能で、ショットが強化されるとともにサブウェポンが強化される。オプションが廃止されたため、本作ではサブウェポンは自機から直接発射される。 サポートアタック(Bボタン) いわゆるボム。本作では全機体が支援機を呼び出すタイプに統一された。最大9個までストック可能。 スーパーショット(Aボタンを押し続けて離す) いわゆる溜め撃ち。画面下に表示されているパワーゲージを消費して発動する(ゲージは敵に撃ち込むことで増える)。溜まっているゲージの量に応じてLv1~Lv3の三段階に変化。前作と違って溜めが完了するまでの時間は全機体共通。また、溜め撃ちを出している間もサブウェポンが発射されるようになっている。 空中の敵に接触してもミスにはならず、ショットレベルが1段階下がる仕様。 金塊 特定の地上敵を破壊すると出る得点アイテム。取った瞬間の金塊の光り具合によって得点が変動する。全体が白く光った瞬間に取ると2000点、以下1000点、500点、最低で200点。 ショットレベルMAX時にパワーアップアイテムを取ると4000点、ボム最大所持時にボムアイテムを取ると10000点のボーナス。 8ステージ×2周の全16ステージ構成。2P協力プレイ可能。前半の4面はランダムに選択され徐々に難易度が上昇、後半の4面は固定となっている。 1周クリア時にはステージごとに所要時間、取得金塊数、敵撃墜数の3部門で勲章による評価が行われる。 ゲームオーバー時には「次回の健闘を祈る」~「もはや神を超越!」までの14段階でコメントが表示される。 自機ラインナップ 前作から続投のライトニング・震電に、新たに登場したパンケーキ・フォッケウルフ・疾風・モスキートを加えた計6機。 P-38 ライトニング(米) + "男ならこれを選べ!!" 奇抜なスタイルにもかかわらず、その性能の高さから大量生産された機体である。高速性能高空機能を生かした一撃離脱戦法で「双胴の悪魔」と恐れられた。 メインショット:ストレート サブウェポン:ホーミングミサイル……敵を自動捕捉・自動追尾する中威力のミサイル。 スーパーショット:II型装備ミサイル……着弾すると爆風を起こす直進型ミサイル。Lv3は前作のボム(1トン爆弾)とほぼ同じ。 サポートアタック:ムスタング攻撃編隊……宙返りとともに5機のムスタングが飛来し、列を組んで前方に支援攻撃を行う。 前作から続投の主人公機的な位置付けの機体。溜め撃ちのゲージ効率が良いのが長所だが、アホーミングと揶揄されるホーミングミサイルとボムの弱体化(*2)が響いて厳しい性能。遅めのスピードに加えて当たり判定も大きく、「男ならこれを選べ!!」がネタ扱いされる不動の最弱機。 F-5U フライングパンケーキ(米) + "敵を一掃!バスターレーザー!!" 第二次世界大戦末期のアメリカの幻の戦闘機の1つであり、その未来的なフォルムに秘められた性能は未知数のまま、ついに試作機を示す「X」の文字がとれない機体であった。 メインショット:ワイド サブウェポン:サーチレーザー……敵を自動捕捉・自動狙撃する小威力の貫通レーザー。 スーパーショット:バスターレーザー……一定時間、自機正面に貫通レーザーを照射する。Lv3は無敵・弾消し能力あり。 サポートアタック:B-35援護編隊……画面下から大型の全翼機が2機飛来し、援護射撃を行う。 円盤のようなシルエットが特徴的な機体。全体的に攻撃力に欠けるが、スピードの高さと当たり判定の小ささに優れ、サーチレーザーが非常に高性能。火力の低さは溜め撃ちを小刻みに撃つことでを補うことができ、使いこなせればかなり強い機体。 フォッケウルフ Ta152(独) + "敵弾を消すプラズママイン!!" レシプロ戦闘機の最高峰ともいわれる高性能機で、高高度性能に優れ最大速度は750Km/hにも達した。わずか数十機のみが生産された後に終戦をむかえた。ドイツの技術力の高さを示した機体である。 メインショット:ストレート サブウェポン:大型ロケット弾……前方に飛び、着弾すると小さな爆風を起こす高威力のロケット弾。 スーパーショット:プラズママイン……ゆっくりと前進しながら、接触した敵弾を消去する機雷。 サポートアタック:A9A10ロケット……宙返りとともに巨大なロケットが画面を縦断し、進路上の敵弾を消去しながらダメージを与える。 前作のムスタングの性能を引き継いだ防御重視の機体。火力はあるが全体的に攻撃範囲が狭いため、要所で敵弾を消しつつ集中攻撃で局面を打開することになる。上手く使いこなせれば安定した戦い方ができるので、プラズママインの使いどころの見極めがポイント。 キ84 疾風(日) + "復活のハンターフォーメーション!!" 大戦後期における日本陸軍の主力戦闘機。やや保守的な設計ながら性能の水準が高く、総合バランスに優れる。アメリカではゼロ戦より高い評価を得ており、「日本最優秀機」とも呼ばれる。 メインショット:ワイド サブウェポン:秋水強行突撃……小型の援護機が敵を自動捕捉・自動追尾し、至近距離から集中攻撃を行う。 スーパーショット:秋水集中砲火……発動地点に小型の援護機を設置し、一定時間正面に集中砲火を浴びせる。 サポートアタック:富嶽援護射撃……画面下から巨大な支援機が飛来し、援護射撃を行う。 前作のメッサーシュミットと零戦のいいとこ取りのような機体。強力なスーパーショットをはじめ全てにおいて死角がなく、間違いなく初心者におすすめできる性能。ただし2周目はサブショットの追尾力の高さが裏目に出て苦戦を強いられやすい。 震電 J7W(日) + "男気一発!サムライソード!!" エンテ型と呼ばれる独特のフォルムで、完成すれば驚異的な高高度性能を誇る機体になったはずだが、試作1号機がテスト飛行の段階で終戦になった。日本にはこの機体のファンが多い。 メインショット:ストレート サブウェポン:ヒートミサイル……前方に飛び、着弾すると停滞しながら持続的にダメージを与えるエネルギー弾。 スーパーショット:九八式サムライソード……至近距離で当てると威力が跳ね上がる貫通衝撃波。Lv3は前作のボムとほぼ同じ。 サポートアタック:流星改急降下爆撃隊……宙返りと同時に四方から小型機が飛来し、全画面に援護爆撃を仕掛けた後支援射撃を行う。 前作から続投の漢の機体。ボムの緊急回避性能が前作より大幅に良くなり、前作同様機動力に優れるが、サブショットが少々貧弱、全ての武器が正面集中、相変わらずのサムライソードという極端さを誇る。全体的には厳しい性能だが、ロマンと癖に溢れる性能でファンが多い。 DH98 モスキート(英) + "火力最大!ロイヤルナパーム!!" 第二次世界大戦を通して現役であり続けた異色の木製双発機。偵察機・爆撃機・戦闘機タイプとバリエーションも豊富で、万能機の名にふさわしい機体であった。 メインショット:ワイド サブウェポン:連射ロケット弾……正面に直線的に飛び、着弾すると小さな爆風を起こす中火力のロケット弾。 スーパーショット:ロイヤルナパーム……前方に向かってゆっくりと蛇行しながら走っていく爆風。 サポートアタック:モスキート攻撃部隊……画面下から同型機の部隊が飛来し、絨毯爆撃を仕掛けた後支援射撃を行う。 攻撃力は最高、スピードは最低の重火力機。高火力だが上手く当てるのにコツがいる溜め撃ちと、震電同様に高性能なボムの使い方が鍵を握る。当たり判定が大きいこともあってやや扱いが難しいが、こちらも火力にロマンのある性能なためファンが多い。 評価点 個性豊かな自機性能と、スーパーショットの戦略性 前作でもしっかりキャラが立っていた自機の特徴付けだが、本作ではより各機体の長所・短所が分かりやすく再構築された。 非常に扱いやすく入門に最適な疾風、非力だがスピードと手数で勝負できるパンケーキ、鈍重だが圧倒的火力を持つモスキート、サムライソードの一発屋・震電、手堅い攻略が可能なフォッケウルフ…と、様々なタイプの機体がバランス良く揃っており、好みに合わせて自機を選べるのはもちろん、機体ごとに全く違う攻略法を探るのが非常に面白い。 唯一、ライトニングだけは調整ミスと思えるような弱さだが…溜め撃ちの回転率や接近戦火力、ホーミングの雑魚処理といった長所があり、どうしようもないほど弱いという訳ではない(*3)。 「原則使い放題」という点が魅力でもあり、それゆえにやや大味でもあった前作の溜め撃ち(フォーメーションアタック)だが、本作ではゲージが導入されたことで明確なコストが生まれた。同時にレベル制が導入されたことによって使うタイミングを計算することも重要になり、戦略に厚みが出ている。 基本的にはLv3は燃費が悪く、Lv1と2を小出しにした方が効率は良いのだが、どの機体もLv3の攻撃演出が派手で魅力あるものになっているため、溜めに溜めてボス戦で放出するという楽しみ方もアリである。特に接近して放てばボスすら一撃必殺というハイリスクハイリターンさが売りの震電のサムライソード、圧倒的火力で画面を制圧できるモスキートのロイヤルナパームなどは抜群の爽快感を持ち、このロマン溢れる性能に魅了されたプレイヤーは数多い。 また、全てのLv3が全くのロマン性能という訳でもなく、機体によっては無敵や弾消しを利用してボム代わりに難しい局面を乗り切るのに使えたり、スコア稼ぎに利用できる局面もある。 そこまで細かく考えなくても、1周クリアを目標とするのであれば溜め撃ちは適当に撃つ程度でも十分何とかなる。2周クリアを目指すような上級者には最大限に能力を引き出せるようにゲージ量を管理する楽しみを、一般プレイヤーは単純に局面局面でぶっぱなして敵を撃破する爽快感を得られる巧妙な調整と言える。 練り込まれた難度調整 ゲーム性そのものは前作から大きな変化は無く、音を上げて飛んでくる「彩京弾」を軸とするパターン性の強い内容(彩京弾についての詳しい説明は前作のページを参照)。しかし今回は生存時間や自機のパワーアップ状況などに応じて弾速や敵の攻撃頻度に顕著な変化が生じるようになり、いわゆる「ゲームランク」の影響が大きくなった。 その弾速のプレッシャーから難度は決して低くはないが、面構成や敵の攻撃パターンはさらに洗練されており、動き方を覚えることで敵弾をすり抜けるスリルと快感を味わうことができる。操作自体は極めてシンプルなこともあり、上達してくると1プレイあたりの所要時間が極端に長くなってしまいがちなシューティングゲームにあって「短く、激しく、スマートに」楽しめるのが本作の良いところである。 序盤の難度は低く、後半に進むにつれて徐々に難しくといった調整も上手く取れており、初心者も違和感無くゲームに入っていける。本作では6面あたりが難度のピークとなっており、最終盤面は極端に理不尽に感じられるような作りになっていない(ラスボスは相応の強さではあるが)ため、腕を上げるごとに少しずつ前に進める点も理に適っている。 ただし、前半4面のうちのどこかに登場する「街」ステージには要注意。道中中盤の「15門砲台」と呼ばれる地帯は本作の名所になっているほど激しい弾幕が降り注ぐ難関で、ボスもかなり強い。このステージが3~4番目に回ってきた場合はボムをきっちり使っていくことが必要になる。 やり込みの奥深さ 金塊の取り方が鍵を握るスコアアタックの面白さは本作でも健在。全体的に金塊の数が増えたことに加えて、戦艦の本体を破壊する前に砲台部分を破壊しないと出ない金塊などもあるため、全て回収するには多少コツが必要。 1周クリアの時点でエンディングが流れるのは前作同様。しかし、撃ち返しのランダム弾が解禁される2周目は相変わらずの鬼畜難度。上級者でも生半可なやり込みではオールクリアに手が届かない、凄まじい殺意の弾幕が雨あられと降り注ぐ地獄絵図である。 とあるバグを利用した「臨死」と呼ばれる稼ぎテクニック(*4)も存在する(『バトルガレッガ』の臨死とは別物)。ただし、これをやるのは非常に難しい上に失敗のリスクもある(*5)ため、これを実戦できるプレイヤーは数少ない(あえてやらない上級者もいる)。 堅実な進化を見せた、独特の「安心感」 暗く硬質な印象で第二次世界大戦らしさを再現していた前作に比べ、本作は全体的に明るい印象でまとめられている。目を見張るような進歩はなくとも、細部まで綿密に描き込まれたドットグラフィックスは2Dシューティング最高峰の美しさを誇り、着実な質の向上が見て取れる。 BGMは前作に引き続き泉谷雅樹氏がサウンドコンポーザーを務めているが、軍歌的な趣があった前作から、ロック調のいかにもシューティングらしい耳馴染みの良いものに一新。テンポの良い曲調で戦いを盛り上げてくれる。爽快な破壊音、敵兵器のリアルな駆動音といったSEの質の良さにも定評あり。 実在した兵器をベースにした馴染みのある世界観、一見して完成度の高さが感じられる作りは初心者にも「コインを入れてみようかな」と思わせる安定感を持っており、本作のロングヒットの大きな要因と言える。純粋にシューティングとして勝負している堅実な姿勢はシューターにも好感の持てるものであった。 演出面ではレシプロ機が宇宙に飛び立ってしまった前作ほどぶっ飛んだ展開がある訳ではないが、マトモなようで実は狂っている彩京特有の奇妙なノリは相変わらず。今回の後半面は地下に潜って奇天烈な兵器と対決し、最終的には溶岩地帯まで出てしまう。前作に登場したボスが中ボスとして立ちはだかり、プレイヤーをニヤリとさせてくれる展開も。 大戦らしい巨大な戦車や艦船との対決から一転、なんでもかんでもロボットに変形して突如SFの世界に早変わりするボス戦のギャップが見所。なぜかまたもカニのようなボスが見られ、スタッフが重度のカニ好きであることが窺える。 ボスの名前は普通なものに落ち着いた…かに思われたが、ラスボスの「F.G.R」の名前の由来はふぐり、つまりキ○タマである。最終形態などは見た目もキ○タマ。彩京は最後にやってくれました(しまいました?)。 + 本作に登場する実在兵器の一例 自機は上記の機体紹介を参照。 P-51 ムスタング(ライトニングのサポートアタック) 大戦後期に欧州戦線などで活躍した、レシプロ機の最高傑作とも称される連合軍の高性能戦闘機。前作では自機のひとつとして登場。 YB-35 フライング・ウィング(パンケーキのサポートアタック) アメリカ空軍が世界初のレシプロ全翼機として計画した四発の重爆撃機。制式採用には至らなかったが、その特徴的なフォルムは後のステルス機に受け継がれた。 アグリガット A9/A10(Ta152のサポートアタック) V2ロケットで知られるナチスのロケット構想で計画された巨大な二段式ロケット。完成すれば欧州からアメリカへの攻撃が可能な中距離弾道ミサイルとなるはずだった。 十九試局地戦闘機 秋水(疾風のサブウェポン/スーパーショット) ドイツのMe163の資料を基に計画されたロケット推進戦闘機。陸海軍が共同開発を行ったが、エンジン研究が難航し実用化には至らず。実機は本作ほどミニサイズではない。 G10N 富嶽(疾風のサポートアタック) 日本からアメリカ本土を爆撃し、ドイツで補給を受けるという壮大な計画のもとに開発された六発の超大型戦略爆撃機。技術不足と戦局の悪化により頓挫。 B7A 流星改艦上攻撃機(震電のサポートアタック) 大戦末期に投入された日本海軍の艦上攻撃機。高水準の性能を有したが、登場時には既に発艦できる空母が全滅していたという悲運の機体。最後の特攻機としても知られる。 Me323 ギガント(空ステージ中ボス) 「巨人」の異名を取るドイツの六発大型輸送機。積載量と量産性の高さに優れ、北アフリカ戦線への補給で活躍した。本作では爆撃機として登場。 戦艦 長門(海ステージ中ボス) 戦艦大和登場までの日本海軍の象徴的存在であった長門型戦艦の一番艦。終戦まで生き残った数少ない日本の大型艦だが、米軍の核実験の標的艦として最期を迎えた。 空母 グラーフ・ツェッペリン(海ステージボス) ドイツ海軍が建造していた航空母艦。9割ほど完成したところで廃艦となり、戦後はソ連軍の演習の標的となって沈没。当然ながら、本作のように人型ロボには変型しない。 P1000 陸上戦艦 ラーテ(ステージ5中ボス) ドイツで発案された重量1,000トンという超巨大戦車。戦艦の砲塔を搭載(*6)する予定だったが、明らかに実用化不可能なため構想だけで終わった。ちなみに本作には、史実で実機製作にまで漕ぎ着けた超重戦車マウス(190トン)も多数登場する。 カール自走臼砲(ステージ6中ボス) 54-60cmという超大口径の臼砲を搭載するドイツの対要塞自走砲。6両が製造され、独ソ戦などに投入されて活躍した。当然ながら、本作のように機敏には動けない。 ここに挙げたのは一部で、雑魚敵や中型機などにも目を向ければ実に多種多様な実在兵器が登場している。 軍事に興味があるなら、どの場面でどんな機体が出現するのかを観察するのも一興だろう。 問題点 良くも悪くも「パターンゲー」 彩京の伝統なので仕方ないと言えば仕方ないが、高速の彩京弾をキモとするゲーム性は裏を返せば「覚えゲー」要素が非常に強い。特に後半面の弾幕などはタイミングと動き方を覚えて画一的な動きをしないと絶対に避けられないようになっており、特に6面辺りから全く先に進めなくなる人も決して珍しくないほど。状況に応じて臨機応変に避け回りたい、という志向の人には根本的に合わないゲームである。 自機の当たり判定も全体的に大きく、一切処理落ちもしないためにより敵弾の速さが際立って見えることもアドリブ避けの難しさに繋がっている(当たり判定が小さく素早いパンケーキを使えば比較的避けやすくはあるが、それでも最低限の攻撃パターンを把握することは必須)。クリアを目指すには徹底した動きのパターン化と正確なレバー捌き、またはボムに頼ることが必要になっており、このあたりにストレスを感じてしまう人も多いのではないかと思われる。 ミスからの復帰の困難さ これも前作から改善されていない、というか彩京製のシューティングでは終始改善されることのなかった点。即座にパワーレベルが0に戻されるため、ボス戦中ならともかく道中でミスしてしまった場合は持ち直すまでにかなりの苦戦を強いられる。 ゲームランクが下がるので敵の攻撃は緩くなるが、火力がガタ落ちしてしまうため結局はパターンを崩され、敵を破壊し切れず押し込まれることになってしまう。確実に復帰するには1つボムを消費する割り切りが必要。また、ミス時に支給されるアイテムはだいたい上方向に飛んでいくため、回収を焦ると連鎖的にミスを犯してしまいやすい。 エクステンドアイテムは無く、得点によるエクステンド(1機アップ)も60万点到達時の1度しかなく、ボムは原則的に1ステージにつき1つしか支給されない(初期の所持数は2つ)。大量のボムを抱えてミスしてしまうと一気に苦しくなるため、前半でのイージーミスが許されないシビアさも相変わらずである。 ゲームオーバー時のアドバイスがかなりいい加減な上、いくらコンティニューしても腕が上がらない限りエンディングに到達できない。 前作の問題点と全く同じなので割愛。 全体として、彩京シューティングはタイトルが変わっても本質は変わらない手堅さ、安定感を売りとしているところがあり、良く言えば初見でも非常に入り込みやすい作りである。が、逆に言えば作風に融通が利かないということでもあり、どれも同じようなゲームに仕上がってしまうところがある。 こうした「彩京流」のこだわりが完成の域に達し、良い点が全面に出て功を奏したのが本作だが、以降は柔軟性のなさが徐々に露呈し、行き詰まりを感じさせる作品が多く見られるようになっていく。この傾向は本作の翌年に発売された『ガンバード2』を境に顕著に現れ、弾幕シューティングの要素と近接攻撃を取り入れた結果、迷走を招くことになってしまった。 その他 クリア時のパイロット画像は脱衣もろとも残念ながら(?)削除された。 代わりにクリア時には前作と同じく勲章評価に応じてノーズアート(機体ペイント風のイラスト)が表示されるようになっている。最高レベルを達成するとレトロなポスターに描かれているような美女の画像を見られるが、エロ要素は低い。今回は本当に硬派である。 イメージイラストは前作に引き続き、ミリタリーアートで世界的に有名なイラストレーター、高荷義之氏が担当。 「びっくりするほど珍奇な機体を採用するので資料が出づらく、後で良質な写真を発見して後悔した思い出もある」そうだが、プラモデルのパッケージイラストも多数手掛けている氏らしく、写実感溢れる画風は今回も好評。 ネームエントリー時のS○Xネタ(( - )のような顔文字に強制変更される)は健在。しかし、特徴的なコメントは残念ながらなくなってしまった。 実はアーケード版と移植版とではストーリーが大幅に違う。 上述されているストーリーは移植版のものであり、AC版では「世界はまだ本当の平和を手に入れていなかった。連合軍特殊部隊ストライカーズに新たな司令が下された」と非常に簡素なものであった。まあ、前作も本作もストーリーなどあってないようなものなのだが。 余談だが自機セレクト画面で表示される機体名ロゴは、実は昔のOfficeにあったワードアートのサンプルデザインで作られている。 よく見てみると「あったあったこんなの」と思うはず。 総評 シンプルにして爽快、硬派なように見えて遊び心もあり、それでいて絶妙なバランスに支えられた、極上の「弾速シューティング」の世界。 彩京シューティングの集大成にして、オーソドックスな「王道」シューティングの到達点の一つとも言える完成度の高さを誇り、とにかく安心してコインを投入できる出来に仕上がっている。 往年の名戦闘機を駆り、何も考えずにスーパーショットをぶっぱなして巨大なボスを撃破するだけでもシンプルなカタルシスを得ることができ、ゆえに非常に初心者受けが良かった作品でもある。 本格的にクリアを目指すにはそれなりのやり込みが必要になるが、苦労に見合うだけの達成感を得られることは間違いないだろう。実際に性に合うか、クリアまで到達出来るかはともかくとして。 また、「短く激しく」楽しめるストライカーズはインカム(店の収益)に優れ、オペレーターサイドからの高い支持を得ることにも成功している。 プレイできる環境の多さもあり、今もってシューティングの面白さを余すところなく堪能できる名作である。 移植 人気作だけあって様々な機種に移植されている。 プレイステーション版の移植度が最も高く、オマケ要素も入っているためオススメ。廉価版(SuperLite1500シリーズ)の発売やアーカイブス配信もされているため気軽に手に取ることができる。 2011年にゼロディブの親会社で同社作品の発売元を担当していたアクワイアがガンホーの子会社になったことに伴い、アーカイブスの配信元はガンホー。 PS2版は『彩京シューティングコレクションVol.1 STRIKERS1945 I&II』に収録。初代との2in1ということでお得感はあるが移植度はあまり良くなく、メモリーカード非対応など不親切な点が目立つため要注意。 2018年1月25日にはゼロディブからNintendo Switch版が配信。初代1945同様にSwitch向けに調整を施している。 2019年にゼロディブがシティコネクションの子会社になったことにより、配信元もシティコネクションになった。 2019年7月、シティコネクションから発売の『彩京シューティングライブラリvol.1』に初代と1999と他3本セットでパッケージ化された。 2020年5月にSteam版が配信。Nintendo Switch版をベースにスコアアタックモードとオンラインランキングが追加されている。 2022年6月30日発売のプレイステーション4ソフト『彩京シューティングライブラリvol.1』に収録。同年7月14日には単品ダウンロードソフトとしても配信。 2022年7月14日にXbox Oneにて単品ダウンロードソフトとして配信。 続編など 正統な続編として1999年に『ストライカーズ1999』(海外版タイトル『STRIKERS1945 III』)が稼動。 舞台を現代に移し、自機もレシプロから最新鋭のジェット機へとシフト。特定のタイミングでボスに接近して撃ち込むことで一瞬で撃破が可能な「テクニカルボーナス」という新システムが導入されている。 本作とはまた違った独特の味があり、出来は決して悪いとは言えないのだが、弾幕系シューティングに影響された中途半端なゲーム性、ストライカーズシリーズ自体へのマンネリ感などが災いし、前2作ほどの評価を得ることはできなかった。ACでの出回りは良かったが、移植版は2019年にNintendo Switch版が発売されるまで存在しなかった。 1999年には外伝的なマイナーアップ版『ストライカーズ1945 PLUS』も稼動している。 格闘ゲームを主力とするMVS基板(ネオジオ)の横長画面を使っているため、スコアやゲージなどの表示が画面両端にまとめられた珍しいインターフェースとなっている。内容は初代『1945』と『1945 II』を折衷したような構成で、全体的に敵弾の量が増えた代わりに弾速が下がっているのが特徴。本来は海外向けに開発された作品のため出回りは少ないが、密かな名作として語られることが多い。 ごく少数のライセンス生産で発売されたネオジオ版を除いて長らく移植作が存在しなかったが、2009年にようやくアークシステムワークス(とクロスノーツ)によってPSPに移植された…が、出来は散々であった。 その後、2018年にPS4/XboxOne/Switchの「アケアカNEOGEOシリーズ」にてMVS版が配信開始されている。配信開始時は処理落ちが激しいという不具合が見られたが、現在はアップデートにより改善済みであり、PSP版を探すくらいならこっちをプレイする方が無難であろう。
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このページではPS3/360/Win用ソフト『トゥームレイダー』と、PS4/One用ソフト『トゥームレイダー ディフィニティブエディション』を紹介しています。 判定はどちらも「なし」です。 『トゥームレイダー』シリーズの第1作は『トゥームレイダース』を参照してください。 トゥームレイダー トゥームレイダー ディフィニティブエディション 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 トゥームレイダー 【とぅーむれいだー】 ジャンル サバイバルアクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション3Xbox 360Windows XP~8 発売元 スクウェア・エニックス 開発元 Crystal Dynamics 発売日 【Steam】2013年3月4日【Win/PS3/360】2013年4月25日 定価 【Steam】$49.99USD(*1)【Win/PS3/360】7,980円 廉価版 ゲームオブザイヤーエディション【Win/PS3/360】2014年3月27日/3,990円 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 なし トゥームレイダーシリーズ トゥームレイダー ディフィニティブエディション 【とぅーむれいだー でぃふぃにてぃぶえでぃしょん】 ジャンル サバイバルアクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション4Xbox One 発売日 【PS4】2014年2月22日【One】2014年9月4日 定価 【PS4】4,800円(税5%込)【One】4,937円 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 なし 概要 女性冒険家であるララ・クロフトの活躍を描いた『トゥームレイダー』シリーズのリブート作品。 本作では、ララがトゥームレイダー(*2)になるまでの物語が描かれる(*3)。 なお、本作のレーティングはシリーズ初のCERO Z(18歳以上のみ対象)となっている。 『ディフィニティブエディション』はPS4/One向けにグラフィックを強化した移植版。 1080p解像度に対応し、ライティングやテクスチャもパワーアップしており、配信された全DLCも同梱されている。 特徴 シリーズリブートを謳っているだけあり、システムは大幅に刷新された。 『レジェンド』で一度変更されたシステムをさらに変更。今回は一般的な現代TPSに近い形式になった。 左右のアナログスティックでそれぞれ移動と視点変更。武器を構えることで照準があらわれ、右スティックで狙いをつけて撃つ。なおロックオン操作は削除(*4)されたので、自分で照準を合わせる必要がある。 敵が近くにいるとララが自動的に戦闘態勢をとるようになり、遮蔽物がある場合は近づくことで自動的に身を隠す事が可能に。またそこから掩体に身を隠しつつの発砲も可能なので、銃撃戦時のカバーアクションにもなっている。 敵に気づかれていない場合はステルス状態となり、背後から近づくことで他の敵に気づかれずに倒せる「ステルスキル」が発動可能になった。 また、新武器の弓やサイレンサーの付いた銃を使う事でもステルスキルが可能。矢や落ちている投擲物を近くの壁や地面に当てる事で敵の注意を逸らすといった、ステルスアクションの要素が盛り込まれている。 日本近海のとある島を舞台にした、オープンワールドとなっている。 シリーズ初のオンライン対戦も用意されている。 ジップライン、クライミングといった定番のアクションは踏襲されているが、『レジェンド』以降おなじみだったグラップルは削除された。 代わりにゲームが進むと前述の弓を使ってロープを張れる「ロープアロー」と、火を点けられる「ファイアアロー」が使用可能になる。 新システムとして、ボタンひとつで瞬時に視界の色が変わり、その中で周囲の意味あるオブジェクトや敵などを強調表示する「サバイバル・インスティンクト」が採用された。 同社の『ヒットマンアブソリューション』で採用されたものと同様のシステムになっている。 各地の休息場所となるキャンプでスキルの習得、武器の強化、一部のキャンプ間限定だがファストトラベルが出来るようになった。 スキルには「探索をサポートするもの」「戦闘を有利にするもの」「アイテム収集効率を向上させるもの」など多々あり、習得するには敵を倒したり狩猟採集をおこなったりして、経験値を貯めスキルポイントを入手する必要がある。スキルを習得していくと称号が変化していき、新たなスキルがアンロックされるようになっていく。 武器は倒した敵を調べたり、落ちている箱からサルベージを入手し一定量を消費することで各種機能を強化できる。サルベージは各武器のパーツを入手する場合もあり、パーツを集めることで武器のアップグレードも可能。 フィールドには様々な人物が残した文書である「ドキュメント」と、古代の遺物である「レリック」に加え、宝物である「ジオキャッシュ」の他、「シークレット・トゥーム」などの収集要素がある。 このうち「シークレット・トゥーム」はメインストーリーのクリアには必要がない隠された遺跡であり、過去のトゥームレイダーシリーズのような仕掛けを解いてゴールを目指すことで、大量の経験値や他の収集要素の位置がマップに表示されるという報酬が得られる。 本作はリニアではなくほとんどの場所にあとから戻ることが可能なので、収集要素はシナリオ上不可能な特定の期間を除いて好きなタイミングで回収しにいくことができる。 評価点 シリーズ最高クラスのグラフィック。 嵐渦巻く山脈や死体の転がる陰鬱な地下遺跡から、陽に照らされた大海に望む漂白した船舶、思わず身が竦むような高さの電波塔と眼下に見える自然風景、そして非現実的なまでに雄大な太古の日本風の城…その中を冒険していく臨場感は高評価である。 また、主人公であるララのヴィジュアルも評価点にあげられ、サラサラな髪の表現が評判になった他、サバイバルを売りにしているため生傷や汚れなどもリアルに描写され、美しくも勇ましい女性を自らの手で操作するというシリーズの長所がより際立っている。 ついでに、ララの大きな乳房と尻の挙動もお色気要素として見ることも可能である。 アクションも良好。 そつのないTPS視点によるカバーを多用する銃撃戦、そこまで本格的ではなく邪魔にならない程度だが緊張感は十分にあるステルス、しっかりとトゥームレイダーらしいジャンプ クライミングアクションなど、さすがに個々の要素の平均的な水準は高い。 ロープアローを使って敵を引きずり落す、崖にロープをかけて移動する、岩肌にピッケルを突き立ててのクライミングなどリアルなアクションが多く、思わずハラハラするような映画的な冒険を自分で操作する楽しみは、前述したグラフィックの良さも相まって評価できる。 視界内で意味のあるオブジェクトを感知し色をつけて知らせるサバイバル・インスティンクトによって、現代的な優れたグラフィックのゲームにありがちな「美麗であるが故に、意味のあるモノと単なる背景との区別がつきにくい」という難点が回避されている。 謎解きが苦手なプレイヤーにも配慮されているわけだが、もちろん謎そのものの答えが知らされるわけではないので、適度な難易度が維持されていることにもなる。 サバイバル・インスティンクトは敵の姿も感知し、大雑把に敵が相互に視界内に収まっているかどうか(*5)なども色で知らせてくれる。 これも、場合によっては敵がどこを見ているのかわかりづらく判断の難しいステルス要素の難易度を、万能すぎず適度に補正してくれる要素として評価が高い。 賛否両論点 謎解きよりも戦闘の比率が高く、従来のゲーム性を期待したファンからは大きく不満が出た。 本作はパズル的な謎解き要素はそこまで多くない。基本的には目的地までどう移動するかというジャンプやクライミングの要素と、ステルスそして銃撃戦である。謎解き要素は回り道のおまけであるシークレット・トゥームに依存してる節があるが、そのシークレット・トゥームも…(後述)。 登場する敵もほとんどが人間。野生動物もいるものの、脅威となるのは狼と猪くらいしかおらず一部の無限湧きを除けば登場する数も少ない。 序盤から、わんさかと湧いてくる敵を相手に孤軍奮闘するように撃ち合いをすることが強制されるシーンが多い。敵は後ろから回り込んできたり、火炎瓶を投げてきたりとやりたい放題。それを相手取って、ララも敵軍団を射殺しまくることになる。トゥームにドンパチを求めていないプレイヤーからは批判された。 ただし、シリーズ初見プレイヤーなどからは好評な意見も多く、もっと戦闘を楽しみたかったという声も少なくないため、アクションシューティングとしてのクオリティはそれなりに高いといえる。実際、シューター好きの多い海外では軒並み高評価を得ている。 以上は『トゥームレイダー』に何を求めているのかで評価が分かれるという意味で、正しく賛否両論と言えるだろう。 ララの行動と演出のギャップ ストーリーは21歳のララはじめての冒険。彼女が極めて過酷な旅路において、生まれて初めて殺人を犯し、信頼する父親同然のサバイバルの師を失い、最終的にはタフな女性となっていく物語である。 このなかでララは女性主人公にこれほどまでとはと思えるような危機が降りかかり、まず開始十分を経ず腹を木の杭で刺され、何度も何度も高所から落ち、敵から顔面を複数回殴打される場面もあり……前述したように生傷や血にまみれながらも、プレイヤーと共に生き抜くことになる。 そういったわけで手に汗握りながら彼女を操作するプレイヤーがいる一方、「プレイヤーが操作するキャラとしてのララ」と「ストーリー上の未熟でボロボロなララ」との乖離に違和感を覚えるプレイヤーもいた。 例えば「先ほどまで腹に木の杭が刺さっていたのに、少し治療したような描写があったらすぐに元気に動いてる」「先ほど初めて人を撃ち殺し動揺していたのに、もう次の場面ではステルスしながら敵の頭を淡々と撃ち抜いてる」など。ゲーム上の都合ではあるのだろうが…。 がっかりな日本要素 今作は日本の(架空の)孤島が舞台を舞台に「邪馬台国」とその女王卑弥呼の話が展開されるが、いわゆる「外国人から見た間違った日本要素を全て邪馬台国にごちゃ混ぜしたような世界観」であり、日本のプレイヤーからは違和感が相次いだ。 まず、邪馬台国自身が現在の大和民族との関連も疑わしいとされる。卑弥呼の子孫を自称するサムのキャラ設定自身がそもそも卑弥呼は巫女で、子供のいないとされる。 卑弥呼の姿やそれを守る兵士の格好は古代の格好ではなく、中世の侍の格好である。 卑弥呼という原始的・宗教的指導者であるのに、仏像や寺が多く建立されている。 アイテムの多くは日本の各時代の歴史的遺物であるが、邪馬台国の人々がどうやってその文化財を手に入れたのかは謎である。 さらに後半は侍のゾンビが登場してくるなど、一種の超展開になっていく。また逆に、一応は日本を舞台にしていながらきちんと出番がある日本人がおらず、かろうじて日系人の女性が1人いるだけ(*6)である。 もっとも、これまでのシリーズも古代文明の生き残りや恐竜が登場するといった超展開が存在したため、ある意味いつものことと言えるが。 QTEの存在。 前作までに比べて慣れないとタイミングが非常にシビア。序盤の何者かに足を掴まれるシーンで岩に押しつぶされるプレイヤーが多発。 一方、イベント以外の通常シーンで発生するQTEに関しては好評の声もある。 大体の場合においてQTEの失敗=ミスシーンが流れて死亡 → リトライなのだが、このミスシーンがララが岩に潰されたり刺突物に体を貫かれたりとレーティング相応にややエグい。それだけでなく場面によってはリトライのテンポを削ぐくらい長いシーンも。 厳密にはQTEではないのだが、ララが坂道を滑ったり吹き飛ばされて障害物を避けながら進むというシチュエーションの一部で、避けるべき障害物がどれなのかパッと見ではわからないという不親切な場面がある。 問題点 カットシーンが非常に多い。特に「ララが崩れゆく舞台からなんとか脱出する」という似たようなシーンが頻発する。このため後半に行くにつれてダレてくる。 考えてもみて欲しい。映画のクライマックスで崩壊する建物から脱出し九死に一生を得るシーンは実にハラハラするだろうが、それを序盤から何度も繰り返し見せられるとどう思うだろうか?本作のカットシーンはまさにコレばかりで、次のステージへ進むたびに崩落したり川を滑り落ちたりするのでプレイするうちに「またか……」と見飽きてしまう。 前述したとおり、謎解きは従来シリーズと比べると非常に簡単なものが要所要所に少しあるだけ。おまけ要素であるシークレット・トゥームも数種類程度であり、簡単な謎解きだけでクリアできてしまい、広大な遺跡を探検するシーンは皆無。 水中を泳ぐシーンがなくなり、水辺で泳ぐことも出来なくなった。水に入っても移動速度が低下するだけで、デメリットしかない。 オフでは収集物をコンプリートしたらやることがなくなってしまう。コンプすることでのおまけ要素もなし(*7)。 最終ステージなど、行けなくなる場所が多く、もう1度エンディングを見ることもできない。手軽にエンディングを見たい場合、ラストステージ突入直前のセーブデータを残しておく必要がある。 収集要素の中に「特定のオブジェクトを全て破壊する」というものが用意されたが、この破壊物はトレジャーマップ(*8)を取っても表示されないため大抵最後の難関として立ちはだかる。そしてマップの繋がりが一部複雑なため、収集率を100%に出来ないプレイヤーが多発し「バグではないのか?」と言われた(実際は100%に出来る)。 『アンダーワールド』同様、無駄に収集物が多いだけで配置もおざなりな点は変わっていない。 そしてせっかく追加されたマルチも平凡な内容ゆえ、発売後すぐに過疎ってしまった。 「サバイバル」を謳っている割に希薄なサバイバル描写。 フィールドにいる動物を狩ることが出来るが、特別な食料やアイテムなどが手に入るわけではなく、また空腹などの概念もないため、経験値という他でも手に入る共通要素の取得にとどまる。つまり、単なるレベル上げとサルベージ集めの作業となってしまっている。 実際、普通にクリアするだけであれば動物を狩る必要はない。 この手のサバイバルゲームでは弾薬数も少な目になる事が多いが、本作ではマップの各所に置いてあったり倒した敵から取得したりの弾薬で十分に撃ち合いが可能。リソース管理の側面は極めて薄い。 Win日本語版はスクエニe-STORE専売だが、後にSteamで販売されている英語版を日本語化出来るDLCが販売された。その価格$30USDである。 日本語化のためだけに約3,000円という価格設定は各所で大きく話題になった。販売開始当初は手違い(?)から日本語データも含まれていたが、すぐにアップデート名目で複数収録されている言語の中からわざわざ日本語データだけ削除されたため大きく不満が噴出することとなった。 2018年現在ではゲーム本体の価格も改訂が入り(*9)、それに伴ってかこのDLCも980円と安価になってはいるが、ゲーム本体がSteamのセールで500円台(*10)で売られることがあるにもかかわらず、日本語化DLCはなぜかセールの対象外だったり値引きを渋ったりと「ゲーム本体より高いローカライズDLC」という事実が不満と悪評に拍車をかけていることは尚更否定できない(*11)。 スクエニ側が折れたのか発売から長い年月が経過したのか、2021年現在は全DLCが同梱された「GOTY Edition(*12)」が単品版と併せてSteamで配信されており、その内容には前述の日本語化DLCも含まれている。 パブリッシャーセール時の大幅割引(*13)狙いで購入すると600円台で買えるので「日本語化のためだけとは言え出費はできるだけ抑えたい」なら利用するのも手だろう。 こういった経緯もあってか、全てではないが『Life is Strange』『HITMAN(2016)』『Deus Ex Mankind Divided』ではSteam版の発売後から期間をおいた後、日本語化DLCを無償で配布する方式を取るようになった(*14)。 2021年12月31日にEpic Games Storeにて本作と『ライズ オブ ザ トゥームレイダー』『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』の計3作が期間限定で無償配布され、本作は「最初から日本語化された仕様」という形で配布された(*15)。同時にSteamで販売されている本作もこれまで有償だった日本語化DLCが無償DLCとなった。 総評 アクション面では相変わらず良質だが、近年のシューターゲームを意識した仕様変更が多く、そこが賛否を分けることになった。 ゲームオブザイヤーを獲得していることからも悪いゲームではないのだが、似たようなゲームが多いためオリジナリティは低い。 それ故に、『アンチャーテッド』や『FARCRY』風になった『トゥームレイダー』という評価も決して少なくはない。 シリーズ初見なら楽しめるだろうが、既存のファンが従来のトゥームを期待すると肩透かしに終わってしまう可能性もある。 余談 2018年に『トゥームレイダー ファースト・ミッション』のタイトルで実写映画化された。3月21日より公開。 ララの演者は前2作のアンジェリーナ・ジョリーからアリシア・ヴィキャンデルに交代。吹き替え版のキャストはゲームと同じ甲斐田裕子氏が演じるなど、ファンには嬉しい要素も。 本作は当初『Tomb Raider Ascension』というタイトルで開発されており、今より遥かにダークでホラーな内容だった。 この『Ascension』時代の詳細な内容は、2021年10月にシリーズ25周年を記念してYouTubeの公式チャンネルで明かされた。 + 『Ascension』時代のプロトタイプ映像
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8844.html
アースライト 【あーすらいと】 ジャンル シミュレーション 対応機種 スーパーファミコン メディア 8Mbit+64キロRAMロムカートリッジ 発売元 ハドソン 開発元 ハドソン 発売日 1992年7月24日 定価 8, 900円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 2個 判定 良作 ポイント 『ネクタリス』の流れを汲む宇宙が舞台の戦略SLG見た目はポップ、中身は骨太ゲームにマッチしたクラシックBGM 本気にさせる、ベビーフェイス。 概要 ストーリー 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 ハドソンから発売されたSFウォーシミュレーション。 一般的なターン制の戦略シミュレーションを下地に、ZOC、支援効果、包囲効果などのシステムを採用したルール。 プレイヤーは様々な種類の兵器を活用し、ガルト軍の野望を阻止する。 同社が1989年に発売した『ネクタリス』の流れを汲んでおり、共通点やシステムを発展させたものが多い。 ストーリー (説明書4~7ページより引用) 22世紀…。人類は、その生活圏を宇宙にまで広げていた。地球の衛星軌道上には、ファクトリーと呼ばれる開発小惑星を利用したコロニーが築かれ、全人類の2/3が宇宙で過ごしていた。だが、第3ファクトリー「ガルト」が突然、地球政府からの独立を宣言。統治官アーリマン・アヴェスターは、自らを皇帝と名乗り「ガルト帝国」を建国!!同時にその軍事力をもって、侵略戦争を開始した。ガルト軍は、わずか数週間で5つのファクトリーを制圧。アーリマンは、地球政府に対して降伏を迫った。一方、ガルト軍の攻撃を逃れた各ファクトリー軍は反ガルト連邦をつくり、アーリマンの野望を打ち砕くため、「ガルト帝国」に反撃を開始!!今、人類最大の宇宙戦争が始まろうとしていた。 特徴 基本システム 全30面。ステージ中のセーブが可能。 自軍(連邦軍)のユニットを操作し、敵軍(ガルト軍)のユニットを全滅させるか、各マップに設定された勝利条件を満たすとマップクリア。逆に自軍のユニットが全滅するか敗北条件を満たすとゲームオーバーとなる。 勝利・敗北条件はいつでも確認可能。 勝利時はそのマップでの戦績に応じた勝利ポイント(ゲームスコア)が加算され、通算の勝利ポイントに応じた階級が表示される。 マップはヘックス型(六角マス)を採用したターン制。1マスが周囲最大6マスに接する。 マップは各ステージは最小で1画面、最大で2×4(横長)、4×2(縦長)画面で形成される。 小惑星、星間物質帯、重力帯などユニットによっては進行ができなかったり、通常よりも移動範囲が狭くなる地形が存在する。 登場する兵器はマップごとに固定。新規生産の概念はなく、次のマップへの持ち越し・引き継ぎといった要素はない。従って勝利条件を達成できるのであればそのマップにおける損害を過度に気にする必要はない。(*1) 登場兵器(ユニット) 登場する兵器はメインとして「機動ユニット」「艦船ユニット」の二つに分かれており、さらに特殊な「構造物」を加えた3カテゴリに分類できる。以下に大雑把に分類、詳細は後述。 機動ユニット HU兵器 人型のロボット兵器。HUはハードユニットの略。「射撃」「白兵」の両方を備え、多くの場合マップの主戦力となる。 砲撃艦艇 長射程・高威力の武器を持つ後方支援ユニット。移動後の攻撃ができない。 戦闘機 高い移動力を持つが、「白兵」を持たない。通常の戦闘機の他に、対艦重爆撃機、輸送機が存在する。 固定砲台 移動できない代わりに、砲撃艦艇よりもさらに長い射程と高い威力を持つ。輸送機によって積み下ろしを行う(一度設置すると以後移動不可)。 特殊 宇宙機雷が存在。機雷と言っても攻撃力はなく、ZOCによる移動妨害の効果のみ。 艦船ユニット 戦艦 高い攻撃とHPを併せ持つが、数が少なく、撃沈が敗北になるマップがある。 巡洋艦 代表的な艦船ユニット。小型なためドックに収容できる。 駆逐艦 小型で高い攻撃力と低い耐久力という性質を持つ。巡洋艦と同じくドックに収容できる。攻撃後に再移動が可能な特徴を持つ。 機動母艦 機動ユニットを内部に収納・発艦させる事ができる。収納したユニットはHPが回復する。 構造物ユニット 浮きドック 内部にユニットを初期格納した基地。HPを0にすると破壊ではなく占領する。 要塞・司令塔 破壊が勝利条件・敗北条件になるユニット。 各ユニットはそれぞれに固有の能力や移動力・射程範囲・武装・防御力といったパラメータが設定されている。 他にもZOC(範囲効果)の要素があり、敵ユニットの進路を塞いだり、敵と隣接した味方ユニットの攻撃力が割合加算される「支援効果」や、敵を複数のユニットで挟んで防御力を半減させる「包囲効果」といった要素が存在する。 機動ユニットは1ユニットにつき8機で構成、これが体力値に該当する。機数が減ると攻撃力が減少し、Oになるとそのユニットは撃破される。自軍の浮きドックや機動母艦に格納することで機数を最大まで回復できる。 艦船ユニットはHP(ヒットポイント)として直接体力値が表示され、ユニットによって最大値が異なる。HPが減ると機動ユニットと同様に攻撃力が減少し、Oになると撃破。一部の艦船ユニットを除いて自軍の浮きドックに格納することでHPを最大まで回復できる。 ユニットは戦闘を行う事で経験値を獲得し、攻撃力・防御力が強化される。1戦闘毎に経験値を表す星が1つ、敵ユニットを撃破するとさらにもう1つ増え、最大10(*2)まで育つ。敵側も同様に成長する。 + ユニット詳細 機動ユニット HU兵器 SD体型の人型ロボット兵器。対機動攻撃と白兵攻撃ができる戦闘の中核兵器。 標準型の「マルス」、鈍足な高防御・白兵特化型「タロス」、間接射撃型の「ティタン」、移動力が高めの「メデゥサ」の4種。 ゲーム終盤からは可変型のCHU兵器「アテナ」が登場。間接対機動射撃・白兵・爆撃機形態での爆撃をこなすマルチファイターとして活躍する。(*3) 戦闘機(FF兵器)・爆撃機(FB兵器) 移動力に優れる戦闘機および爆撃機。高攻撃力の対機動攻撃専門の「ロブスター」、攻撃力は控えめだが対機動・対艦両用で防御力が高い「クレーネ」が存在。 爆撃機「ブロンテス」は最強の対艦攻撃「爆撃」を使用可能。再使用するには浮きドックか母艦に格納しての補充が必要。 砲撃艦艇(CU兵器) 間接攻撃専門のユニット。長射程だが移動後攻撃はできない。 対機動攻撃専門の「ガンナー」、対艦攻撃専門の「スナイパー」、前2つより攻撃力は低いが、対機動・対艦両用かつ射程が1長く、ミサイル属性で射線の融通が利く「ランチャー」の3種が存在。 固定砲台(SG兵器)・宇宙機雷(SBB兵器) 移動不能の砲台・進路妨害のユニット。後述の輸送艦艇か機動母艦で輸送する必要がある。設置後の回収は不可能。 対機動ミサイル砲台「ハイドラ」、対艦ビーム砲「ドラゴン」、対機動・対艦両用のレール砲台「ラハブ」はレール地形のみ移動可能で、高い移動力と移動後長射程攻撃でレール上の広大な範囲をカバーできる。 「ウィスプ」は『ネクタリス』のヤマアラシ同様の進路妨害用ユニット。攻撃能力は無いが防御力が非常に高い。 輸送艦艇(CR兵器) 機動ユニットを1つだけ搭載、高い移動力で遠方に輸送できるユニット。 機種は「クラブⅠ」1つのみ。一応対機動攻撃能力があるので支援効果次第で戦闘参加も可能。 艦船ユニット 戦艦(BB兵器) 強力な間接対艦攻撃が可能で対機動攻撃力も高い、艦隊戦におけるメインユニット。浮きドックに格納することができないのでHPの回復ができない欠点を持つ。戦艦の撃沈が敗北条件になっているマップもあるため無理は禁物。 長射程の標準型「ティアマト」、高移動力・攻撃力の「アスラⅡ」の2種が主な戦艦。 終盤から登場する「ノーデンス」は最大のHPと高い攻撃力・防御力を持つが移動力が低く、対機動攻撃ができない。 後述する機動母艦の能力も兼ね備える敵専用の「ハスター」も存在。 巡洋艦(CG兵器) 標準的な艦船ユニット。巡洋艦と下記の駆逐艦は浮きドックに格納することでHPの回復が可能。 間接対艦攻撃がメインの「ハンニバル」、直接対機動攻撃がメインの「レグルス」、対機動・対艦両用の上にHU兵器以外で唯一白兵攻撃が可能な「コルバス」の3種。 駆逐艦(DDG兵器)・ミサイル艦(MS兵器) 攻撃後再移動が可能な艦船ユニット。その分HPは低く、戦艦の攻撃一発で撃沈することも珍しくない。 対機動専門で移動力が最も高い「フェンリル」、対艦攻撃がメインの「グラント」、移動力が低めだがそれなりの対機動攻撃・対艦間接攻撃能力を持つ「ヘルハウンド」の3種。 ミサイル艦「アバドン」は核爆弾による爆撃が可能で、着弾点と周囲のへクスをユニット・地形もろとも消滅させるという凄まじい能力を持つ。それ故に登場するマップは数えるほどしかない。 機動母艦(CV兵器) 機動ユニットの搭載・輸送能力を持つ艦船ユニット。浮きドック同様にユニットの機数の回復ができるため、中盤以降のマップでは最重要のユニット。戦艦同様HPの回復はできず、敵から最優先で狙われるため慎重な位置取りが必要。それなりの対機動武装を持つので場合によっては攻撃参加もできる。 標準性能で間接攻撃ができる「イリス」、2へクス先までユニットを発進させられる「アルテミス」、高い移動力を持つ「セレネ」、母艦形態と戦艦形態に変形可能な「サイレン」の4種。 司令塔・軍事要塞 部隊のコントロールを司り、撃破が勝利・敗北条件になっているユニット。対艦・白兵攻撃で破壊可能。司令塔は攻撃能力が無く、軍事要塞も反撃のみ。 司令塔は「ブレイン」と特定面のギミック用の「アッザム」の2種、軍事要塞は標準型の「ソロモン」、反撃力が高い「ゴリアテ」、HPの高い「カルタゴ」の3種。 攻撃方法 攻撃には「対機動射撃」「対艦射撃」「白兵攻撃」の3つが存在し、対機動射撃は機動ユニット、対艦射撃は艦船ユニットにしか攻撃できないルール。白兵はどちらにも可能。 攻撃は一定の条件を満たすと反撃(両者同時攻撃)が発生する。 攻撃側が射程1マスの攻撃で仕掛け、かつ防御側が(射程1マスの)射撃に対し射撃、白兵に対し白兵を持っている事が条件。対機動射撃と対艦射撃のルールも適用されるので、ある艦船が射程1の対機動射撃で攻撃した時、防御側は対艦射撃をもっていなければ反撃できない。 武装にはタイプと属性が存在する。 タイプには分類なしの通常攻撃の他、間接射撃I・間接射撃IIがある。射程1マス以外の攻撃は全て間接射撃のどちらかが付与される。なお間接射撃は攻撃時に反撃を受けないが、防御時に反撃に使用する事もできない。 通常攻撃は射程1マス固定の接近戦で、移動後の攻撃が可能。 間接射撃Iは移動後の攻撃が可能。反撃不可。 間接射撃IIは移動後の攻撃ができない。反撃不可。 属性はビーム(B)・ノーマル(N)・ミサイル(M)の3つの属性があり、地形によって与ダメージが減衰したり、射線に制限を受ける。また間接攻撃には射線の概念があり、射線を通さない地形が攻撃対象の間に存在すると射程内でも攻撃範囲外となる。直接攻撃なら射線を通さない地形上のユニットも攻撃可能。 ノーマル属性には物理的な格闘武装やレールガンといった実弾系が含まれる。 ビーム属性は地形「磁気帯」の上では使用不能になり、射線も全く通らなくなる。 ミサイル属性は射線を通さない地形を回り込んで攻撃する「迂回」の性質があり、他の属性より融通が利くようになっている。 浮きドック(ペルガミノ) 『ネクタリス』の工場に相当する施設。 自軍と敵軍のほか中立(行動しない)の浮きドックが存在し、内部にユニットを初期保有した状態でマップ上に配置されている。 通常のユニットと異なり、HPを0にすると「占領」となり自軍の物になる。逆に言えば破壊する・される事はない。 最大の特徴は、占領時に内部にユニットが格納されていた場合まるごと自軍のものとなる事で、特に中立の浮きドックを早期に占領して内部のユニットを得る事がマップ開始直後の戦略となる。 ユニットを格納することで修理・補給が可能で、格納したユニットはHPが最大まで回復する。機動母艦のそれと違い、巡洋艦や駆逐艦も収容可能。 浮きドックは属性としては「移動しない機動ユニット」扱いなため、占領するには対機動射撃か白兵が必要。また非力ながら射程1の対機動射撃を持っており、接近戦で射撃を仕掛けると反撃が発生する。 評価点 良好なゲームバランスとそれを支える豊富なユニット・マップシチュエーション 初心者でもとっつきやすい配慮が随所にあり、難易度も戦略SLGとしては低め。 各マップの冒頭では全体マップの表示とともにマップ攻略のアドバイスが表示され、攻略の方針をプレイヤーが立てやすくなっている。ストーリー背景の解説も兼ねており、ゲームへの没入感を高めてくれる。 また、マップが進むごとに新たなユニットが解禁していく上に、大抵は新兵器を活用しやすいチュートリアルを兼ねているため非常に分かりやすい。新兵器の多くはガルト軍が先に投入する事になるが、ユニットの使い方や敵対時の対処法を実践形式で自然と覚えていくことができる。ユニットの解説をゲーム内でいつでも確認でき、しかもスタンダードな使い方が載っているので迷う事も少ない。 武器属性・射線の概念や母艦の運用など『ネクタリス』よりも覚えることは増えたが、基本的な操作はユニットの移動と攻撃のみで、地形効果やZOCの利用など、ウォーシミュレーションの体裁は保たれている。ウォーシミュレーション初心者でも気軽にゲームに入り込んでいける点は大きな評価点と言える。 戦場での駒となるユニットの総数は30を超え、それぞれに個性と役割が与えられている。後述のデザインの良さもあり、プレイしていく内に愛着の湧くユニットが出てくるだろう。 また、宇宙戦争という題材を生かし、様々なシチュエーションのマップが用意されている点もプレイヤーを飽きさせないつくりになっている。 地球の大気圏ギリギリでの攻防、斜線上のユニットを消滅させる要塞砲を掻い潜りながらの要塞攻略、彗星が通過し崩壊した拠点の攻略といった専用の地形・ギミックのあるマップも。最終マップのギミックは初見殺し要素もあり、インパクトは絶大。 ポップで馴染みやすいユニットデザイン ウォーシミュレーションは一見でお堅い印象になりがちなゲームジャンルだが、全体的に丸みを帯びたポップなユニットデザインのおかげで馴染みやすさに貢献していると言える。 わかりやすいデザインゆえ、マップ上でのアイコンでも各ユニットの識別がしやすい。 唯一の人間キャラである皇帝アーリマンは「生ト会の腕章をつけた世紀末風グラサンパンク男」というインパクト絶大のルックスで否が応でもプレイヤーの印象に残る。 ゲームにマッチしたクラシックBGM 本作のBGMの多くは著名なクラシック楽曲を基に柔らかい音色とポップさに合った絶妙なアレンジがされており、質・曲数共に良好。 自敵フェイズのBGMがシナリオの区切りごとに用意されており、バッカニア砲などの山場を挟んで切り替わっていく。自軍の勝利が近くなると流れるBGMは特に印象に残りやすく、盛り上がりに寄与している。 アレンジ元のクラシック楽曲としては、勝利画面に「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、増援イベントで「ワルキューレの騎行」、敵側優勢で「禿山の一夜」など、シチュエーションに合った選曲がなされている。 オープニングに「マーラーの交響曲第3番・第1楽章」を使うなど、1988年から劇場版アニメ・OVAを展開していた小説『銀河英雄伝説』シリーズの影響が見られる。また、出典がショスタコーヴィチの楽曲が多い。スタッフにファンがいたのだろうか? オリジナルスコアと思わしき楽曲もいくつかあり、それらも著名な曲に劣らない内容になっている。 作曲は前野知常。 部隊表の確認や敵ユニットの移動範囲が確認できるなど、PCE版『ネクタリス』よりもUI面での改善が部分的に見られる。 賛否両論点 全体的に難易度が低く、初心者でもとっつきやすくプレイしやすいのは評価点なのだが、逆に言えば手応えを求めるプレイヤーには物足りない。 敵のAIは弱くはないが、セオリーを踏んだ戦術を優先するためクセを掴みやすく、戦略SLGに慣れたプレイヤーならばちょっとした囮や誘導も簡単に仕掛けられる。 常に寡兵での戦いを強いられ、立ち回りに工夫が必要だった『ネクタリス』のコアなプレイヤーからは本作をあまり評価しない声も聞かれる。 低難易度故に武器属性や地形要素といったものを生かして戦う必要性がある場面はそこまでなく、結果的にただ煩雑なだけのシステムと化している面がある。 移動一つにしても地形への侵入の可否や移動コストがユニット種別毎に細かく設定されているため覚えるまで時間がかかる。普通にプレイしているとシステムを全て理解する頃には終盤になってしまうだろう。 システムを理解した上で地形を生かして戦うと圧倒的優位に立ち回ることができ、ほぼ全ステージをノーデスでクリアすることも可能になるほどで、やりこみ要素として見るとかなり奥深い。 局所にバランスの大雑把さが気になる箇所がある。 本作は中盤以降は戦力が充実したマップが多く、間接攻撃が可能なユニットが豊富で、ゲーム中盤以降は支援・包囲効果が軽視されがちになる。 戦闘結果が乱数に左右されやすい傾向が見られる。中立ドッグの攻撃時にHPが僅かに残って占領ターンが伸びてしまうなど、戦略面に大きな影響を受けることも。 ただし、運の要素を採り入れることで臨機応変な立ち回りをプレイヤーに求め、ワンパターンな攻略にならなくする工夫とも取れる。また、戦闘結果の乱数は+-1の範囲(艦船ならHP+-2)の範囲で収まっているので計算不能なレベルというわけでは無い。 『ネクタリス』に於いては同じ攻撃でも撃破無しから8体撃破までバラつくこともあるほど異常な乱数幅であったため、それと比べるとかなり真っ当に調整されていると言える。 一部のユニットが便利すぎたり、活躍させづらい物がある。 爆撃機「ブロンテス」は爆撃後は全ユニット最大の移動力を持ち、防御力も上昇するという特性があるのだが、敵のAIは爆撃後の活用が下手なため、実質的にプレイヤー側が有利な仕様となっている。(*4) 巡洋艦「レグルス」は逆に最も活用しづらいユニットとして有名。多くのプレイヤーが「レグルスだけは上手く活用できなかった」と声を揃えるほど。 対となるハンニバルよりも移動力が低く、他のユニットと足並みがそろわずに戦線に間に合わないことが多い。対機動攻撃は強い方だが、移動力の低さが災いして攻撃の機会に恵まれない。対艦攻撃の攻撃力は雀の涙で相手にダメージを与えられず経験値を献上してしまうことも。 HU兵器群は性能・使い勝手にややバラつきがある。 敵側のリーサルウェポンである「アテナ」は別格としても、防御力に優れ白兵戦では無類の強さを持つ「タロス」や移動しながら遠距離攻撃のできる「ティタン」は前線の肝と言っていい重要ユニットなのに対して、標準的な性能で器用貧乏な「マルス」や機動力は高いものの装甲が弱い「メデゥサ」はどうしても最前線での包囲や壁役といった使い捨て要員になりやすい。もちろん切り込み隊長として必要な存在ではあるものの、修理・経験値上げの重要度が高い本作に於いてはやや使いづらいユニットと言える。 『ネクタリス』ではクリア後に配置ユニットが変化する裏面がプレイできたが、本作のクリア後要素は敵味方の攻撃力が2倍になるモードのみで、裏面を期待したプレイヤーにとってはガッカリ気味な内容となっている。本編の長さから容量的に収録が厳しかったとも考えられるが。 問題点 セーブデータが消えやすい。 攻略サイトでも注意喚起がされるなど、SFCのゲームの中では消えやすい部類に入っている。 操作上に幾つか難点がある。 この時代の戦略SLGにもかかわらずユニットの移動キャンセルができない(*5)。正確には移動先マスを指定した時点で戻せなくなる。なお実際にキャンセルをしようとすると「移動後の攻撃選択」をキャンセルする事になり、そのまま行動終了になってしまうという更なる罠もある。 マップ上の画面スクロールがカーソルの移動と同期せず、段階的にスクロールするため、広いマップでは画面スクロールに時間がかかる。 ユニット移動時、移動可能場所のヘックス表示にラグがある。移動力の高いユニットの移動時に顕著。 これらに追い打ちをかけるかのような謎仕様が、移動中などの待機時間にも次の操作入力の受付がされている点である。つまり移動中にBボタンを押してしまうと移動後即座に行動終了扱いとなってしまい、上記のように攻撃行動ができなくなる。 一般的にそのような仕様にするとは考えづらく、恐らくバグの部類だと思われるが、ついボタン連打する等の癖を持つプレイヤーにとっては致命的とも言えるUIの悪さである。 終盤マップの大規模化による攻略時間の増大。 終盤のマップは広大になり、敵味方合わせて100近い数のユニットが入り乱れる。当然、自軍・敵軍共に1ターンにかかる時間は増大する。 敵軍の思考はターン開始時にまとめて行われる形式なのだが、状況によって長い時は30秒以上かかることがある。 おまけに狭い地形・悪路を行軍させるといった、まともな戦闘が始まるまで時間がかかる作業感の強いステージがいくつかある。 ボタンが少なかったPCE版『ネクタリス』を継承してか、十字キーとA・B・スタートしかボタンを使用しておらず、ショートカットボタンなどの便利な機能はない。この時代のゲームでは仕方のない部分でもあるが。 ターンエンド時もウィンドウを開いて右端までカーソルを合わせる必要(*6)があり、微妙に煩わしい点も。 総評 シンプルでとっつきやすいゲームデザインを取り入れて上手く昇華された戦略SLG。 宇宙戦争という題材を生かしたマップ、豊富で馴染みやすいユニット、良質なクラシックアレンジBGMなどがそれを支え、 「本気にさせる、ベビーフェイス。」のキャッチコピーに恥じない内容に仕上がっている。 優しめの難易度はヘビーユーザーには物足りない意見もあるだろうが、逆に言えば苦手な人でも手が出しやすく、 SFCのウォーシミュレーションを語る上では外せない一作と言えるだろう。是非遊んで欲しい。 余談 1996年7月26日に本作の続編『アースライト ルナ・ストライク』が発売された。 リアル頭身化したメカデザイン、SRPG色の濃い指揮官の成長要素など本作のファンからは賛否が分かれる内容になっている。 ニンテンドウパワー(*7)では本作を差し置いて、この続編のみがラインナップに名を連ねた。 かつてポータルサイト「i-revo」の有料サービス「i-revoゲーム」で本作が配信されていた。 本作の未使用BGMの中に東宝特撮映画でおなじみの「怪獣大戦争マーチ」のアレンジが存在している。 権利的にアウトな楽曲だが、裏技で入れるデバッグモードで視聴できてしまう。 本作のwikipediaでは開発会社が工画堂スタジオと記載されているが、グラフィックスタッフのるら坊(RURURIRA HIDEBO)(Hideki Yamaguchi)氏が「1作目は完全内作でした」と証言している。
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ゴッドパニック 至上最強軍団 【ごっどぱにっく しじょうさいきょうぐんだん】 ジャンル シューティング 対応機種 PCエンジン スーパーCD-ROM2 メディア CD-ROM 1枚 発売元 テイチク 発売日 1992年11月27日 定価 6,800円(税別) 判定 なし ポイント あまりにもショボい外見笑いどころが見えてこないギャグパクり上等!!! 概要 ストーリー 主なルール 評価点 問題点 総評 その後の展開 概要 すでにゲーム事業から撤退しているレコード会社・テイチク(現:テイチクエンタテインメント)が1992年にてPCエンジンに放ったオリジナル縦シューティング。ちなみに同社の最初で最後のPCEソフトでもある。 一人プレイ専用、全5ステージ×二周、オプション項目にて難易度を三段階から調節可能。 ストーリー 新しい宇宙を創作中のゴッドの前に、異形の生物(ぶっとんだやつら)が攻め込んできたので、ネズミ小僧の末裔である鼠型生物「マウスボーイ」が「ウ~ン、何が何だかわからないけど来るなら来い!! チュー!!」と発言後に出撃する…というストーリー設定。 「なんかさっぱり意味わかんないんだけど…?」と思われるかもしれないが、説明書通り。筆者(初版作成者)にも全くもってよくわからない。 ちなみに「異形の生物(ぶっとんだやつら)」は、本当に説明書にそう書かれてある(漢字の上にカッコ内のルビがふってある)ので読みにくい。 説明書の他の項目では「異形の者(ぶっとんだやつら)」「異形の敵(ぶっとんだやつら)」という記載もあり、統一感が無い。 主なルール 至って簡単な操作方法(説明書通り)。使用するボタンはショットと、使用制限のある「投げ銭ボム」の二つ。投げ銭ボムはいわゆる他シューティングでいうところのボンバーである。 ステージ中の所々に置かれている「宝箱」に自機(マウスボーイ)が触れるとアイテムが出現する。 「P」…最高四段階まで自機をパワーアップさせる。 「B」…ボンバーストックが一つ増える。 「Lv」…ライフ値の最大値を一つ増やす。最高七つまでライフ値が増える。 「R」…ライフが一つ回復する。 「靴」…最大三段階まで自機スピードを上げる。 どのアイテムも、最高値(例えば「P」だとパワーMAX)の状態で取得すると、ボーナススコアがもらえる。 途中復活のライフ+残機制、双方ともすべてなくなるとゲームオーバーとなる。 評価点 シューティングとしてはそれなりに楽しめる。 それでも同期のPCEシューティングに比べれば格段に劣るが、それでもガスガス弾を撃って敵を破壊する爽快感はそれなりに持っている。 BGMのクオリティは桁違いに高い。 こればかりはCD-ROM2の性能をフルに活かした、ハイテンションな名曲と断言できる。「CD-ROMならではのかっちょいいサウンド」というキャッチコピーに恥じない出来。 キャラの書き込み自体はしっかりと描けている。 ただそれがほとんど活かせていない問題があるが。 二周目に突入すると、各ステージのグラフィックがダーク色に変化する他、BGMまでもが変化する。 しかも一部敵のグラフィックも変わるこだわり様。 問題点 グラフィック周りが1992年のゲームとは思えぬ程ショボい。 はっきり言ってスーパーCD-ROM2の性能の無駄遣いもはだはだしい程。 ゲーム制作の素人がそこら辺のコンストラクションツールで適当に作ったようなものである。 1992年のスーパーCD-ROM2製シューティングといえば『ゲートオブサンダー』『ライザンバーIII』『ネクスザール』『超兄貴』などの、職人的書き込みグラフィックのゲームがあるが、それらと同じメディアで製作されたソフトとは思えない程のチープさである。 バカっぽさをアピールした割に、寒い空気が充満している 各ステージには「ロックステージ」「モータリゼーションステージ」「日本歴史ステージ」「麻雀ステージ」「プロレスステージ」と、パロディウス的なノリのステージ構成となっているのだが、笑いには結びついていない。 一例としてはステージ5の敵キャラ。「フロン・反戦」「ハンク・ホーガン」「ジャントニオイノバ」といった名称の敵が登場し、もちろんあの有名プロレスラー達にそっくりである。 さらにはこのステージの道中BGMがどう聞いても、某有名プロレスラーの入場テーマである「ス○イ・ハイ」に酷似したBGM(微妙に音程をいじっている)である。ちなみに説明書のBGMタイトルは「サモンラップ 巨大チャンピオンを倒せ」と表記されている。 サウンドエフェクトはやたら軽く「ンポ ンポ…」と爽快感に欠ける。 特にボスを撃破したときなど、「ンポンポンポンポンポンポンポ…」とやかましく鳴り響くため耳障り。 ゲームバランスは大味で練りこみ不足。 やっていて白熱するような展開も、奥深いシステムも皆無である。 ボス戦の異様に単調な攻撃パターンもやる気のなさに拍車をかけている。 一度ラスボスを倒すと二周目が始まるのだが、難易度の変化はほぼ無し。 総評 ネタに走ったゲームを作ろうとしたのは分かるが、実際に出来たのはネタになり切れていない中途半端な出来。 単純にシューティングとしても特段良くも悪くもない微妙な出来。 ゲーム全体が中途半端な存在といわざるを得ない一作である。 その後の展開 続編について 説明書の後ろのページに『デビルパニック 至上再驚軍団』発売と堂々と表記されているが、結局のところ発売される事もなく、テイチクがゲーム事業から撤退してしまった。 そのページには「ゴッドパニックに続編登場!!」「ぶっとべ!!GO!GO!!」「発売日は秘密だよ~ん!」「ホントかな~?」「本気にするなよ!!」「信ずる者に幸あれ!」と、やけにしつこいセールスアピールがされている。
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マッドワールド 【まっどわーるど】 ジャンル アクション 対応機種 Wii 発売元 スパイク(日本)セガ(海外) 開発元 プラチナゲームズ 発売日 2010年2月10日 定価 7,140円(税込) レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) アイコン 暴力 判定 バカゲー ポイント 国内Wiiで唯一のCERO Z作品遠慮容赦一切なしのゴア表現残虐アクションは爽快感抜群一方でボリュームは不足気味 概要 ストーリー システム 評価点 問題点 総評 余談 概要 ファミリー向けハードのイメージの強いWiiとしては異色のCERO Z(18歳以上のみ対象)指定作品。 元はセガから海外向けに発売された作品であり、残虐すぎる表現の数々からとてもではないが国内での発売は困難だと言われていた。 しかし、世界の変態企業スパイクが監修することで一部の設定変更はあるものの、ほぼ完全な形での国内販売が実現したのである。 ちなみに、Wiiの黒パッケージソフト第1号であり、Wiiで唯一のCERO Z指定作品でもある。 ストーリー 巨大都市ヴァラガン・シティ―ジェファーソン島に作られたこの街に繋がるあらゆる橋や高速道路が爆破され遮断されるところから物語は始まる。ジェファーソン島はあらゆるライフラインを絶たれ、電波もジャミングされ、完全に外部から孤立する。政府は即座に非常事態宣言を発令、テロと判断し海兵隊を始めとする軍隊を投入し事態の収拾を図るが、「デス・ウォッチ」と名乗るテロリストはこれらをことごとく撃退する。彼らの要求はただ1つ―クリスマスまでの5日間、島からの市民の脱出及び外部からの侵入の禁止。彼らは大量破壊兵器の所持も宣言し、ルールが守られなければこれらを即時使用することを表明した。一方外部から隔離されたヴァラガン・シティの市民にはゲームの開始が告げられた。「―24時間以内に諸君らの隣人を殺し、ゲームに参加せよ。さもなくばウィルスにより死亡する」今、史上最凶のサバイバル・ゲームが幕を開けた―。ゲーム開始から3日後、外部から遮断されたはずのジェファーソン島に一人の男が姿を現す。彼の名はジャック。右腕のチェーンソーを鈍く輝かせゆっくりと恐怖の支配する街へと足を踏み入れる―。 システム プレイヤーは主人公ジャックを操り、恐怖の殺人ゲーム「デス・ウォッチ」をクリアすることになる。デス・ウォッチの流れは以下の通り。 マップからプレイするエリアを選ぶ。1つのステージが3つのエリアに分かれており(最終ステージのみ2エリア)、ステージごとにテーマが決まっている。全5ステージ。 エリアに入ったら、雑魚を撃破していく。雑魚は倒し方によりポイントが加算されていく。 例えばただ倒すだけだと15,500ポイントだが、敵にタイヤを被せる(6,000)→標識を突き刺す(20,000)→ゴミ箱に投げ込む(30,000)といった倒し方のコンボを決めると、56,000ポイントも加算される。 ポイントが一定値になる度にエリア内で様々なギミックが稼働。アイテムが手に入ったり、中ボスが追加されたり、ブラッドバス・チャレンジというミニゲームが始まったりと様々。 各エリアに定められた規定値のポイントを溜めるとエリアボスであるランカーとの対戦が出来るようになる。ランカー撃破でエリアクリア、次のエリアが選べるようになる。 ジャックの基本攻撃は素手での殴りと右手の義手に装着されたチェーンソーが主になる。 チェーンソーは雑魚なら一撃で倒せるほど強力だが、ボーナススコアが少なく、また体力ゲージ下のチェーンソーゲージが尽きると一定時間使えなくなる。 これ以外にもエリア内に配置された様々なオブジェクトを投げたりすることが出来る。また敵も持ち上げて投げられる。 装備アイテムが手に入ると、これを使った攻撃も出来る。装備アイテムは消耗品であり、一定回数攻撃すると消滅する。 敵を気絶させると「フィニッシングオフ」というトドメのアクションが使える。この際はリモコン振りなどの操作が要求される。 ライフ*クレジット制で、体力がゼロになるとクレジットを消費して復活できる。クレジットは「ジャックバルーン」というジャックの顔が描かれた風船を取ると増やせる。エリアクリア後に残ったクレジットはスコアに換算される。 評価点 CERO Zにふさわしく、ゴア表現に遠慮は一切ない。Wiiの作品としてはトップクラスに残虐なアクションは爽快感抜群。 チェーンソーでの撃破だけでも胴体両断、頂点から真っ二つ、フィニッシングオフでチェーンソーを差し込んで背骨と頭蓋骨を引きずり出す、心臓をえぐり取って握りつぶすなどやりたい放題。 ギミックも活かすとその攻撃の幅は大きく広がる。壁の棘に叩きつける、プレス機や回転鋸に巻き込む、ピラニアの水槽に餌として放り込む…もちろんどれでも血飛沫がバンバン吹き上がって死にまくる。 ギミックを活用することで点数を大きく稼げるので、その意味でも重要である。 見た目危なそうな物は例外なく敵を倒すのに用いることが出来る。このギミックではどういう風に敵が死ぬのか、と探りながらスコアを稼ぐのはなかなか楽しい。 作中登場するジョークもお下劣なものが多い。詳しくはここには載せられないが、Wiiということを考えるとかなり強烈な言い回し。 非常に独特なモノトーンで表現された世界。灰色すらほとんど用いられないという類を見ないグラフィックで、そこに鮮烈な血飛沫の赤が加わることで、極めてインパクトの強い絵柄に仕上がっている(ちなみに白黒赤以外に使われる色は、一部メッセージの黄色とエイリアン系の敵の血液の緑色のみ)。 グラフィックレベル自体はWiiということもあってそこまで高くはないのだが、あえて登場人物も背景も全てを白黒で描くことで印象づけることに成功している。本来なら吐き気を催すような死に様が、極端に戯画化されたグラフィックでむしろ滑稽なものになっているのも見逃せない。 主人公ジャックは「40代の筋骨隆々の親父」という、主人公としては特異な外見。そこに、彼を演じるスティーブン・ブルームの非情に渋いボイスが合わさり、ハードボイルドで魅力あるキャラクターに仕上がっている。 全体にバカっぽいギミックの数々。特にミニゲームのブラッドバス・チャレンジは「人間を殴り飛ばしてダーツをする」「ジェットエンジンに敵を投げ込んだ数を競う」などグロテスクにかっ飛んだモノばかり。 このミニゲームの解説役を務める「ブラックバロン」はミニゲームの内容を「身をもって」実践してくれる。ちなみに何度やられても次の解説時には平然と復活する。 敵ボスであるランカーも曲者揃い。ショウグン・ヨコズナなどの変な勘違いジャパニーズだとか、吸血鬼にフランケンシュタインだとか、「理磁力と共にある」暗黒卿親子だとか。終盤には巨大ロボットに乗り込んだエイリアンが普通に出てくる。 敵の殺し方も、「コーラのボトルを突っ込んで吹き飛ばす」「巨大天ぷら鍋でカリッと揚げる(*1)」「UFOにキャトルミューティレーションさせる」などやたら回りくどくて変なものも多い。 BGMはヒップホップやラップミュージック。世界観にも良く合っており、BGM自体の完成度も高い。 問題点 深刻なボリューム不足。 ステージは1つ10分程度。しかもボス戦のみのステージが3つとバイクステージが2つ含まれるので、本当に自由に動かせるステージは半分強ほどしかない。一周にかかる時間はたったの3~4時間ほどである。 隠し要素などはほとんどない。完全クリア後に難易度HARDと追加武器が解放されるがその程度。 一応、ハイスコアを更新するのが目標になるが、スコア更新による特典などもない為、自己満足にしかならない。スコアの稼ぎ方も敵を効率よく倒してブラッドバス・チャレンジでハイスコアを出して死なないようにしてクレジットを温存し…と単調なため、再プレイのモチベーションが上がりにくい。 シナリオは『タクティクスオウガ』『ファイナルファンタジータクティクス』で有名な松野泰己氏が担当している。しかし、重厚なゲームデザインを得意とする松野氏の作風とバカゲー臭いこのゲームのデザインが噛み合っていない。 「戦うことの意味」「権力者に踊らされて殺し合う人々」などテーマ自体は重いのだが、正直ゾンビが平然と沸いて出たりエイリアンが跳梁跋扈する世界観でそんなこと言われても「WHAT THE F**K?」という感じである。 オチも尻切れトンボもいいところで、ろくに解説も行われずデスウォッチの主催者を殺して終わり。 一応、ジャックと主催者の言動は最初から最後までほぼぶれずに真面目ではある(多少皮肉げなジョークを交える程度)。ステージの中身が馬鹿すぎるだけで、世界観や台詞回しはかなりハードで松野氏の味はキチンと出ている。 アクションとしては、最初から終わりまで出来ることは増えないのであまりバリエーションがない。「斬る」「殴る」「投げる」の基本アクションだけで最後まで行ってしまう。 またリモコン振りを多用するため、右手にかなり負荷がかかる。左利きには辛い(左右持ち替えのオプションはない)。 視点操作やターゲット機能の使い勝手が悪い。ターゲットはCボタンを長押ししたときに画面内の敵を自動でサーチするだけで切り替え機能が無く、視点操作はそもそも不可能で勝手にカメラが動いてしまう。 翻訳が中途半端で、ステージ中の実況が訳されていない。非常にテンション高くバリエーション豊かに解説してくれるので、これを字幕でもいいから翻訳しておいて欲しかったところ。 総評 バカっぽい演出と残酷ながらも爽快なアクションに振り切った一作。 一方で、世界観と噛み合わないハードなシナリオ・ボリュームの薄さ・アクションのバリエーションの少なさなど、手放しに名作とは言い切れない問題点も少なくない 敵撃破時の演出は他作品の追随を許さない程の爽快感なので、ゴア表現に耐性があるならプレイする価値はあるだろう。 余談 ジャックはプラチナゲームズの看板キャラクターのような扱いになったのか、後に本作のキャラ達と共に『MAX ANARCHY』の主人公で登場している。 ただし、一部キャラの設定が異なるので本作のジャックと同一人物なのか単なるスターシステムなのかは不明。 キャラの必殺技の1つに漫画『キン肉マン』に登場する必殺技「キン肉バスター」にしか見えないものがあるとして話題を読んだ。 なお、この事について『キン肉マン』の作者であるゆでたまご氏はTwitterで不快感を顕にした。
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G-MODEアーカイブスシリーズリンク シリーズ概要 ジーモードが発売のNintendo Switch及びSteamのダウンロード専売ゲーム群。 ナンバリングではジーモードがかつてフィーチャーフォンに配信していたアプリゲームを、当時のまま忠実に再現。 G-MODEアーカイブス+ではジーモード以外が配信していたアプリが原作となっている。 当初はSwitch向けに配信されていたが、第1弾である「フライハイトクラウディア」が2021年4月29日にSteamでも配信。 以降はSteamでも配信を開始した。順序配信ではないが、通し番号はそのままになっている。 機種 タイトル ジャンル 概要 判定 ナンバリング Switch/Win G-MODEアーカイブス01 フライハイトクラウディア RPG 飛空艇と空の世界を舞台としたRPG。 Switch G-MODEアーカイブス02 愛と労働の日々 SLG アイテム扱いの家族、30日間で終わるちょっとシュールな人生 なし G-MODEアーカイブス03 くるりん☆カフェ PZL 碁盤目状に並べられたスイーツを回転させて消していくパズル。 G-MODEアーカイブス04 ビーチバレーガールしずく SPG ビーチバレー少女が全国優勝、世界大会を目指すストーリー。 なし G-MODEアーカイブス05 スケボーマン ACT スケボーに乗った少年がトリックを決めつつスコアを稼ぐ横スクロールACT G-MODEアーカイブス06 史上最強 宮本ジュリア ARPG ミッション制で敵を「清掃」していく派遣社員。 G-MODEアーカイブス07 ラブラブナックル FTG かわいい着ぐるみの頭だけかぶった上半身裸の男たちが殴りあう。 G-MODEアーカイブス08 プッチンパズル PZL 気泡緩衝シートをつぶしてお絵かきロジック。 Switch/Win G-MODEアーカイブス09 フライハイトクラウディア2 RPG 『フライハイト~』シリーズ2作目。 Switch G-MODEアーカイブス10 想ひでシリーズ お祭りづくし ACT 縁日をテーマにした10のミニゲーム集。日記によるやりこみ要素あり。 なし G-MODEアーカイブス11 千羽鶴 ADV ホラーノベル。 G-MODEアーカイブス12 ナイトハイク ADV 千羽鶴シリーズ2作目。 G-MODEアーカイブス13 臨時終電 ADV 千羽鶴シリーズ3作目。 G-MODEアーカイブス14 mystia RPG 8種類の魔法属性を使い分けるのが特徴。 Switch/Win G-MODEアーカイブス15 ちゅら島暮らし SLG 「ちゅら島」でスローライフ。海釣り・三味線・ハブ退治・沖縄料理等のゲームも搭載。 Switch G-MODEアーカイブス16 ビーチバレーガールしずく2 飛翔編 SPG 『04 ビーチバレーガールしずく』の続編。 Switch/Win G-MODEアーカイブス17 フライハイトクラウディア3 RPG 『フライハイト~』シリーズ3作目。 Switch G-MODEアーカイブス18 勇者死す。ディレクターズカット RPG 『勇者死す。』のオリジナル版。 Switch/Win G-MODEアーカイブス19 マジカルドロップDX ACT/PZL 『マジカルドロップ』のアレンジ移植。飴玉を積みなおして同色を揃えて消していくルール。 Switch G-MODEアーカイブス20 マジカルファンタジスタ RPG 七つの星をダンジョンとして攻略し、魔法のスキルを高めていく。 G-MODEアーカイブス21 右脳パラダイス PZL 図形や計算をテーマにした8種類の3~4択クイズ。 G-MODEアーカイブス22 ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙 RPG 『ヘラクレスの栄光III 神々の沈黙』の移植版。 G-MODEアーカイブス23 ケータイ少女 SLG 恋愛シミュレーションゲーム。様々なマルチメディア展開がされた。 G-MODEアーカイブス24 三国志年代記DX SLG G-MODEアーカイブス25 TOPOLON(トポロン) ACT/PZL G-MODEアーカイブス26 俺の戦隊オレンジャー SLG 戦隊を育成。 G-MODEアーカイブス27 忍者のガッコ ACT 忍術学園をテーマにしたミニゲーム集。 Switch/Win G-MODEアーカイブス28 セパスチャンネル RPG オーソドックスでレトロな雰囲気のコマンドRPG。 Switch G-MODEアーカイブス29 ZANAC STG 『ZANAC』の移植版。 G-MODEアーカイブス30 ソーサリアン RPG 『ソーサリアン』の携帯アプリ版『アドバンスド ソーサリアン』の移植版。追加シナリオ『戦国ソーサリアン』と『ピラミッドソーサリアン』も含まれている。 G-MODEアーカイブス31 いれかえIQクロスワード DX PZL 縦横に並ぶ意味不明な言葉を入れ替えて、単語を完成させるクロスワードパズル。 G-MODEアーカイブス32 魔王カムパニー RPG G-MODEアーカイブス33 TETRIS® DIAMOND PZL 『テトリス』のフィーチャーフォン版。 G-MODEアーカイブス34 魔城っ娘プリンセス ACT 魔城の姫を操作して、勇者へのリベンジを目指すアクションパズルゲーム。 G-MODEアーカイブス35 マジカルファンタジスタ2 RPG 『20 マジカルファンタジスタ』の続編。 G-MODEアーカイブス36 ビーチバレーガールしずく3 世界大会編 SPG 『16 ビーチバレーガールしずく 飛翔編』の続編。 G-MODEアーカイブス37 萌えスロ☆ビーチのしずく SLG 『ビーチバレーガールしずく』のキャラを使用したカジノスロット。 なし G-MODEアーカイブス38 mystia2 RPG 『14 mystia』の続編。 Switch/Win G-MODEアーカイブス39 フライハイトクラウディア4 永遠の絆 RPG 『フライハイト~』シリーズ4作目。 Switch G-MODEアーカイブス40 カムラ -神々と契りし者- RPG G-MODEアーカイブス41 いづみ事件ファイル Vol.1 潮騒編 ADV G-MODEアーカイブス42 いづみ事件ファイル Vol.2 黄昏編 ADV G-MODEアーカイブス43 いづみ事件ファイル Vol.3 湯宿編 ADV G-MODEアーカイブス44 DRAGON×DRAGON RPG G-MODEアーカイブス45 ちゅら海物語 SLG G-MODEアーカイブス46 ケータイ少女-恋+姫- 恋に落ちたシンデレラ姫 SLG G-MODEアーカイブス47 12GEMs RPG G-MODEアーカイブス48 DRAGON×DRAGON2 RPG Switch/Win G-MODEアーカイブス49 グレゴリーホラーショー ADV G-MODEアーカイブス50 ミッドナイトホラースクール ADV Switch G-MODEアーカイブス51 トリオ・ザ・パンチ ACT G-MODEアーカイブス52 バーガータイム ACT G-MODEアーカイブス53 大宴会部長 ACT G-MODEアーカイブス+ Switch G-MODEアーカイブス+ アイドル雀士スーチーパイ・ミルキーの野望 TBL 画像はPS版の流用 G-MODEアーカイブス+ アイドル雀士スーチーパイ TBL G-MODEアーカイブス+ ケツイ~絆地獄たち~DX STG 『ケツイ~絆地獄たち~』のフィーチャーフォン版。 G-MODEアーカイブス+ ゲーム天国 STG G-MODEアーカイブス+ サイコミステリー・シリーズ Vol.1「THREE -三つの記憶-」 ADV G-MODEアーカイブス+ サイコミステリー・シリーズ Vol.2「Angel Cry」 ADV G-MODEアーカイブス+ サイコミステリー・シリーズ Vol.3「Sin -罪-」 ADV G-MODEアーカイブス+ サイコミステリー・シリーズ Vol.4「Innocent Noise」 ADV G-MODEアーカイブス+ サイコミステリー・シリーズ Vol.5「Cold Rain」 ADV G-MODEアーカイブス+ サイコミステリー・シリーズ Vol.6「Bloody Tears」 ADV G-MODEアーカイブス+ 三國フィールドコンバット STG 『フィールドコンバット』のアレンジ移植。三國時代に召喚されたジェネシス-3が英傑達を捕獲して天下統一を目指す。 G-MODEアーカイブス+ シティコネクション・ロケット ACT AC版から19年ぶりの新作。国連のエージェントになったクラリスが悪の秘密結社に挑む。 Switch/Win G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.1「仮面幻想殺人事件」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.2「海楼館殺人事件」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.3「死者の楽園」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.4「白鷺に紅の羽」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.5「昏い匣の上」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.6「対交錯事件」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.7「音成刑事の捜査メモ」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.8「仮面幻影殺人事件」 ADV 『癸生川凌介事件譚』シリーズで唯一CS機で発売された『仮面幻影殺人事件』の移植。フィーチャーフォンでは個別に発売された前編・後編をカップリングした作品。 G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.9「五月雨は鈍色の調べ」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.10「永劫会事件」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.11「あねの壁」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.12「泣かない依頼人」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.13「黄昏は瑠璃の追憶」 ADV G-MODEアーカイブス+ 探偵・癸生川凌介事件譚 Vol.14「螺旋の棺殺人事件」 ADV Switch G-MODEアーカイブス+ 弾幕検定死験-ケツイ編- STG フィーチャーフォン版のボス戦特化バージョン。 Switch/Win G-MODEアーカイブス+ 弾幕検定死験-大往生編- STG フィーチャーフォン版のボス戦特化バージョン。 Switch G-MODEアーカイブス+ 藤堂龍之介探偵日記 Vol.1「琥珀色の遺言~西洋骨牌連続殺人事件~」 ADV G-MODEアーカイブス+ 藤堂龍之介探偵日記 Vol.2「黄金の羅針盤~翔洋丸桑港航路殺人事件~」 ADV G-MODEアーカイブス+ 藤堂龍之介探偵日記 Vol.3「瑠璃色の睡蓮~伍彩龍伝説連続殺人事件~」 ADV G-MODEアーカイブス+ 藤堂龍之介探偵日記 Vol.4「亜鉛の匣舟~相馬邸連続殺人事件~」 ADV Switch/Win G-MODEアーカイブス+ 怒首領蜂大往生DX STG 『怒首領蜂大往生』のフィーチャーフォン版。 Switch G-MODEアーカイブス+ トンデモ西ブー記2 パリ・ブタール ラリー RCG 『ファミコングランプリII 3Dホットラリー』ライクなレースゲーム。赤青の3Dメガネで立体的に見えるモードも搭載(*1)。 G-MODEアーカイブス+ 忍者じゃじゃ丸くん・乱舞 ACT 忍者くんシリーズ『忍者じゃじゃ丸くん』の正統続編の1つ。 G-MODEアーカイブス+ ぶらり・世界ウンテイ ACT Switch/Win G-MODEアーカイブス+ ペルソナ3 アイギス THE FIRST MISSION ARPG 2024年9月6日以降記事作成可能。 Switch G-MODEアーカイブス+ 魔王が墜ちる日 RPG Switch/Win G-MODEアーカイブス+ 魔神転生 blind thinker SRPG G-MODEアーカイブス+ 女神異聞録ペルソナ 異空の塔編 RPG G-MODEアーカイブス+ 女神転生外伝 新約ラストバイブル RPG 『女神転生』の外伝。GBで発売された『ラストバイブル』シリーズとは異なる完全新作。百年の周期で魔王が復活する世界の謎に挑む。 G-MODEアーカイブス+ 女神転生外伝 新約ラストバイブルII 始まりの福音 RPG 『新約ラストバイブル』に連なるシナリオ。疫病に苦しむ世界で最初から最後まで救いのない展開が続く、シリーズ屈指の鬱ゲー。 良 G-MODEアーカイブス+ 女神転生外伝 新約ラストバイブルIII 夢幻の英雄 RPG Switch G-MODEアーカイブス+ 燃えプロ SPG G-MODEアーカイブス+ モモコ1200% ACT G-MODEアーカイブス+ モモコの火星ボウリング~ラ・マーズカップ~ SPG 関連作品 機種 タイトル ジャンル 概要 判定 G-MODEアーカイブスシリーズ展開前に移植された作品 DSi マジカルファンタジスタ RPG ナンバリングは外れているが『3』の移植。 セパスチャンネル RPG 2012年11月30日配信終了。 カタヌキ ACT 『お祭りづくし』の中から3ゲームだけを移植 ク オムニバスソフトに収録 Switch みんなで空気読み。1・2・3+ ETC 『空気読み。DS』の原作である初代『空気読み。』を収録。名目上はG-MODEアーカイブス扱いだがパッケージ版限定特典。
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ポケ擬カタログ / 図鑑順 / ルビー・サファイア・エメラルド 図鑑番号順で表示されます。 【キモリ】【擬】等のタグがページに入っていないと表示されません。 図鑑順 252〜386 // 252〜260 // 261〜270 // 271〜280 // 281〜290 // 291〜300 // 301〜310 // 311〜320 // 321〜330 // 331〜340 // 341〜350 // 351〜360 // 361〜370 // 371〜380 // 381〜386 252〜386 252〜260 【252 キモリ】 「キモリ」のポケ擬は登録されていません。 【253 ジュプトル】 カノン/【トウダ】ジュプトル♂ 【254 ジュカイン】 「ジュカイン」のポケ擬は登録されていません。 【255 アチャモ】 「アチャモ」のポケ擬は登録されていません。 【256 ワカシャモ】 「ワカシャモ」のポケ擬は登録されていません。 【257 バシャーモ】 「バシャーモ」のポケ擬は登録されていません。 【258 ミズゴロウ】 「ミズゴロウ」のポケ擬は登録されていません。 【259 ヌマクロー】 「ヌマクロー」のポケ擬は登録されていません。 【260 ラグラージ】 ひかり風鈴/【ミナト】ラグラージ♂ ツチキコ/【ラジ】ラグラージ♂ 上へ 261〜270 【261 ポチエナ】 「ポチエナ」のポケ擬は登録されていません。 【262 グラエナ】 「グラエナ」のポケ擬は登録されていません。 【263 ジグザグマ】 「ジグザグマ」のポケ擬は登録されていません。 【264 マッスグマ】 「マッスグマ」のポケ擬は登録されていません。 【265 ケムッソ】 「ケムッソ」のポケ擬は登録されていません。 【266 カラサリス】 「カラサリス」のポケ擬は登録されていません。 【267 アゲハント】 「アゲハント」のポケ擬は登録されていません。 【268 マユルド】 「マユルド」のポケ擬は登録されていません。 【269 ドクケイル】 「ドクケイル」のポケ擬は登録されていません。 【270 ハスボー】 「ハスボー」のポケ擬は登録されていません。 上へ 271〜280 【271 ハスブレロ】 「ハスブレロ」のポケ擬は登録されていません。 【272 ルンパッパ】 「ルンパッパ」のポケ擬は登録されていません。 【273 タネボー】 「タネボー」のポケ擬は登録されていません。 【274 コノハナ】 「コノハナ」のポケ擬は登録されていません。 【275 ダーテング】 「ダーテング」のポケ擬は登録されていません。 【276 スバメ】 「スバメ」のポケ擬は登録されていません。 【277 オオスバメ】 ひかり風鈴/【スフィア】オオスバメ♀ 【278 キャモメ】 「キャモメ」のポケ擬は登録されていません。 【279 ペリッパー】 アヤ/【カイト】ペリッパー♂ 【280 ラルトス】 「ラルトス」のポケ擬は登録されていません。 上へ 281〜290 【281 キルリア】 信楽/【フェイス】キルリア♂ 【282 サーナイト】 Does/【シーラ】サーナイト♀ びうら/【ジェイド】サーナイト♂ 【283 アメタマ】 「アメタマ」のポケ擬は登録されていません。 【284 アメモース】 「アメモース」のポケ擬は登録されていません。 【285 キノココ】 「キノココ」のポケ擬は登録されていません。 【286 キノガッサ】 「キノガッサ」のポケ擬は登録されていません。 【287 ナマケロ】 「ナマケロ」のポケ擬は登録されていません。 【288 ヤルキモノ】 「ヤルキモノ」のポケ擬は登録されていません。 【289 ケッキング】 「ケッキング」のポケ擬は登録されていません。 【290 ツチニン】 「ツチニン」のポケ擬は登録されていません。 上へ 291〜300 【291 テッカニン】 懐月/【鈴音】テッカニン♂ 【292 ヌケニン】 「ヌケニン」のポケ擬は登録されていません。 【293 ゴニョニョ】 「ゴニョニョ」のポケ擬は登録されていません。 【294 ドゴーム】 「ドゴーム」のポケ擬は登録されていません。 【295 バクオング】 「バクオング」のポケ擬は登録されていません。 【296 マクノシタ】 「マクノシタ」のポケ擬は登録されていません。 【297 ハリテヤマ】 石狩ソルト/【三鷹】ハリテヤマ♂ 【298 ルリリ】 「ルリリ」のポケ擬は登録されていません。 【299 ノズパス】 「ノズパス」のポケ擬は登録されていません。 【300 エネコ】 加夏/【春】エネコ♀ 上へ 301〜310 【301 エネコロロ】 「エネコロロ」のポケ擬は登録されていません。 【302 ヤミラミ】 しゆ/【シトリン】★ヤミラミ♀ 霧間えす/【ヨナガ】ヤミラミ♂ 【303 クチート】 「クチート」のポケ擬は登録されていません。 【304 ココドラ】 Does/【バイオント】ココドラ♂ 【305 コドラ】 「コドラ」のポケ擬は登録されていません。 【306 ボスゴドラ】 「ボスゴドラ」のポケ擬は登録されていません。 【307 アサナン】 「アサナン」のポケ擬は登録されていません。 【308 チャーレム】 「チャーレム」のポケ擬は登録されていません。 【309 ラクライ】 「ラクライ」のポケ擬は登録されていません。 【310 ライボルト】 「ライボルト」のポケ擬は登録されていません。 上へ 311〜320 【311 プラスル】 「プラスル」のポケ擬は登録されていません。 【312 マイナン】 「マイナン」のポケ擬は登録されていません。 【313 バルビート】 龍崎しいたけ/【サイン】バルビート♂ 【314 イルミーゼ】 龍崎しいたけ/【ネオン】イルミーゼ♀ 【315 ロゼリア】 「ロゼリア」のポケ擬は登録されていません。 【316 ゴクリン】 「ゴクリン」のポケ擬は登録されていません。 【317 マルノーム】 えりー/【カズ】マルノーム♂ 【318 キバニア】 「キバニア」のポケ擬は登録されていません。 【319 サメハダー】 「サメハダー」のポケ擬は登録されていません。 【320 ホエルコ】 「ホエルコ」のポケ擬は登録されていません。 上へ 321〜330 【321 ホエルオー】 「ホエルオー」のポケ擬は登録されていません。 【322 ドンメル】 「ドンメル」のポケ擬は登録されていません。 【323 バクーダ】 「バクーダ」のポケ擬は登録されていません。 【324 コータス】 「コータス」のポケ擬は登録されていません。 【325 バネブー】 「バネブー」のポケ擬は登録されていません。 【326 ブーピッグ】 「ブーピッグ」のポケ擬は登録されていません。 【327 パッチール】 「パッチール」のポケ擬は登録されていません。 【328 ナックラー】 「ナックラー」のポケ擬は登録されていません。 【329 ビブラーバ】 「ビブラーバ」のポケ擬は登録されていません。 【330 フライゴン】 「フライゴン」のポケ擬は登録されていません。 上へ 331〜340 【331 サボネア】 「サボネア」のポケ擬は登録されていません。 【332 ノクタス】 yamamoto/【ゲンラク】ノクタス♂ yamamoto/【マヤプシキ】ノクタス♀ 【333 チルット】 「チルット」のポケ擬は登録されていません。 【334 チルタリス】 渋色/【千鐘】チルタリス♀ えりー/【リース】チルタリス♂ えりー/【ルチル】★チルタリス♂ 【335 ザングース】 「ザングース」のポケ擬は登録されていません。 【336 ハブネーク】 「ハブネーク」のポケ擬は登録されていません。 【337 ルナトーン】 「ルナトーン」のポケ擬は登録されていません。 【338 ソルロック】 「ソルロック」のポケ擬は登録されていません。 【339 ドジョッチ】 「ドジョッチ」のポケ擬は登録されていません。 【340 ナマズン】 「ナマズン」のポケ擬は登録されていません。 上へ 341〜350 【341 ヘイガニ】 「ヘイガニ」のポケ擬は登録されていません。 【342 シザリガー】 「シザリガー」のポケ擬は登録されていません。 【343 ヤジロン】 「ヤジロン」のポケ擬は登録されていません。 【344 ネンドール】 「ネンドール」のポケ擬は登録されていません。 【345 リリーラ】 「リリーラ」のポケ擬は登録されていません。 【346 ユレイドル】 びうら/【フーア】ユレイドル♀ 【347 アノプス】 「アノプス」のポケ擬は登録されていません。 【348 アーマルド】 「アーマルド」のポケ擬は登録されていません。 【349 ヒンバス】 「ヒンバス」のポケ擬は登録されていません。 【350 ミロカロス】 しゆ/【霞】ミロカロス♀ しゆ/【雫】★ミロカロス♀ 上へ 351〜360 【351 ポワルン】 「ポワルン」のポケ擬は登録されていません。 【352 カクレオン】 「カクレオン」のポケ擬は登録されていません。 【353 カゲボウズ】 加夏/【ネウラ】カゲボウズ♀ 【354 ジュペッタ】 「ジュペッタ」のポケ擬は登録されていません。 【355 ヨマワル】 Fran/【ハロ】ヨマワル♀ 【356 サマヨール】 「サマヨール」のポケ擬は登録されていません。 【357 トロピウス】 「トロピウス」のポケ擬は登録されていません。 【358 チリーン】 「チリーン」のポケ擬は登録されていません。 【359 アブソル】 Does/【旭】アブソル♂ 【360 ソーナノ】 「ソーナノ」のポケ擬は登録されていません。 上へ 361〜370 【361 ユキワラシ】 「ユキワラシ」のポケ擬は登録されていません。 【362 オニゴーリ】 Does/【レーベレヒト】オニゴーリ♂ 【363 タマザラシ】 「タマザラシ」のポケ擬は登録されていません。 【364 トドグラー】 「トドグラー」のポケ擬は登録されていません。 【365 トドゼルガ】 えりー/【ターラ】トドゼルガ♂ 【366 パールル】 加夏/【ネム】パールル♀ びうら/【メーア】パールル♀ 【367 ハンテール】 「ハンテール」のポケ擬は登録されていません。 【368 サクラビス】 「サクラビス」のポケ擬は登録されていません。 【369 ジーランス】 「ジーランス」のポケ擬は登録されていません。 【370 ラブカス】 アヤ/【ペシェ】ラブカス♂ 上へ 371〜380 【371 タツベイ】 「タツベイ」のポケ擬は登録されていません。 【372 コモルー】 「コモルー」のポケ擬は登録されていません。 【373 ボーマンダ】 澤田/【ニーナ】ボーマンダ♀ 【374 ダンバル】 「ダンバル」のポケ擬は登録されていません。 【375 メタング】 「メタング」のポケ擬は登録されていません。 【376 メタグロス】 「メタグロス」のポケ擬は登録されていません。 【377 レジロック】 「レジロック」のポケ擬は登録されていません。 【378 レジアイス】 「レジアイス」のポケ擬は登録されていません。 【379 レジスチル】 「レジスチル」のポケ擬は登録されていません。 【380 ラティアス】 「ラティアス」のポケ擬は登録されていません。 上へ 381〜386 【381 ラティオス】 「ラティオス」のポケ擬は登録されていません。 【382 カイオーガ】 「カイオーガ」のポケ擬は登録されていません。 【383 グラードン】 「グラードン」のポケ擬は登録されていません。 【384 レックウザ】 「レックウザ」のポケ擬は登録されていません。 【385 ジラーチ】 えりー/【アダラ】ジラーチ(♀) カノン/【プレアデス】ジラーチ(♀) 【386 デオキシス】 「デオキシス」のポケ擬は登録されていません。 上へ
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セガガガ 【せががが】 ジャンル シミュレーションRPG(実際はRPG&経営シミュレーション+ごった煮) 裏を見る 対応機種 ドリームキャスト 発売元 セガ 開発元 サンダーストンジャパン、ヒットメーカー 発売日 初版(セガダイレクト専売) 2001年3月29日一般販売版 2001年5月31日 定価 5,800円 判定 バカゲー ポイント 重度のセガファン以外にはお勧め出来ない断末魔的存在自虐ネタ満載、オタクしかわからないネタも相当数データ内に眠っている度が過ぎるパクリパロディSCEはおろか任天堂にまでケンカを売っている→今じゃ絶対発売できないゲーム自体は佳作~良作レベル セガ クロスオーバー関連作品シリーズ 概要 バカ要素 評価点 賛否両輪点 問題点 総評 補足 余談 概要 2ヶ月前の2001年(平成13年)1月31日に、家庭用ゲーム機の自社開発及び販売から撤退を表明していた「セガ・エンタープライゼス」もとい株式会社セガが断末魔のごとく繰り出した、自虐ネタを満載した文字通り渾身のセルフパロディゲー。 大まかなシナリオ 目的は、セガのスーパーコンピューターの抜擢を受け招かれた高校生「瀬賀 太郎」(名前変更可能)を主人公とし、ゲーム開発指揮を執りながらゲーム業界シェア100%を目指すというものであり、 アニメ調で描かれ実力派声優が演じる主要キャラや、実写・CG・アニメの入り混じったムービーパート等をもって繰り広げられる。 ゲーム内容は、ゲーム開発をする為の人員や資金等を入手する為のRPGパート、RPGパートで入手したリソースを投資してゲーム開発を行う経営シミュレーションパートから成りたっているが、部分的に3Dダンジョン探索、シューティング、倉庫番風のミニゲーム等も用意されている。 バカ要素 徹底的に自社(セガ)をこき下ろす自虐ぶり。 競合企業の扇動に煽られたゲーマー達にドリームキャストを踏みつけられる、ゲーム内でまで「なんでドリームキャストは売れてないの?」といった質問を受ける(*1)、等。 ライバル企業「ドグマ社」には(社風・リリースするゲームを含め)任天堂とSCE双方のパロディが見受けられる。ちなみにゲーム開始時の市場シェアはドグマ社97%に対してセガは3%。 バカ要素 演出 「RPG」の文字が出るたびに「R.P.Gは(株)バンダイの登録商標です」と注釈がいちいち出てくる(*2)。 セガ・バンダイ(当時)の合併計画が破談になった出来事に対する皮肉とも取れなくはないが、この手のギャグ作品だとこういう天丼ネタはよくある話である(*3)。 そのため、当時のセガはRPGをさかんに「ロープレ」と呼ぶようにしており、『RPG(ロープレ)伝説ヘポイ』というアニメのスポンサーも務めたが浸透はしなかった(*4)。「ロープレゲームは(株)セガホールディングスの登録商標です」。 RPGパートの戦闘は基本「口喧嘩」という演出が徹底されている(特定イベントでスポット参戦してくるヒロインだけは銃火器を平気で使ってくるが)。 主人公が熱血な台詞で説得して攻撃すれば、敵である業界人は現実的な言葉で反撃してくるという具合。そしてそのセリフ集にも業界人の自虐ネタらしきものが多数。 説き伏せた(戦闘に勝った)場合、給料の交渉を経て、相手を仲間にしてSLGパートで使用することが出来ることがある。 SLGパートではディレクター1人、プログラマー1~3人、グラフィッカー1~3人の編成で開発を行う。 適度にガス抜きや設備投資をしてやらないと開発速度・品質の低下やメンバーの秋葉原への逃亡といった事態が発生する。 また、宣伝広告費を大量投入して凡作を期待の新作に見せかけたり、未完成品を需要の高い時期に販売強行することで売り上げを大幅に向上させることが可能。ある意味で凄まじく生々しい。 ちなみにラストはRPG+シミュレーションというそれまでのゲーム内容からいきなり『サンダーフォースV』風の横スクロールシューティングになるという超展開。ただしそこにたどり着くには厳しい条件が必要である。 道中の敵こそPSのコントローラーやポケットステーションにそっくりだったりするが、転じてSTGボスはまさかの据え置きセガハードのメドレーが登場する。そこに元ネタさながらの熱く切ないBGMと、題材のたどるであろう運命がマッチし、クライマックスを否が応でも引き立てる。 + ラストに登場するボス(ネタばれ注意!) ▽ <貴様にセガの歴史が倒せるか?いでよ! ドルメヒカの破片 SG-1000 セガ・マークIII+FMサウンドユニット メガドライブ+メガCD+スーパー32X セガサターン ▽ <お前に何がわかるというのだ・・・ 真エンディング自体は意外とシリアス。 OPテーマが作中におけるセガの社歌。歌いだしは「せーがー♪ せーがー♪ 東京都大田区ー♪」(*5)。 OPはインストゥルメンタルだが、ノーマルEDでボーカル付きの曲を聴ける。(真EDでは別の マトモな 曲が流れる。) 文章で説明すると只のバカ要素だが、ゲームクリア時にはプレイヤーもそれなりに感情移入しているのでじんみり来るところが無くもない。 道具屋がある秋葉原でも珍妙なテーマソングが流れる。 ちなみに、ゲーム中の秋葉原は何故か実写である。 アイテムを手に入れる度に「セーガー!!」と流れる。 評価点 一見色物ながら実は結構作り込まれているゲームシステム RPGパートは簡素な作りながら、「雑魚を倒してお金を稼ぎながらレベルを上げて装備を整えてボスを倒す」という基本的な楽しさはちゃんと備わっている。 バトルの「舌戦」もあまり例を見ない演出として楽しめる。基本的にランダムなセリフが表示されるだけだが、たまに面白い会話が成立して笑ってしまうこともある。 SLGパートにも、開発スタッフの体力・やる気などのパラメータを細かく管理しつつ、人間関係に悩むスタッフの相談に乗るといったランダムイベントをこなしていくという、ゲーム開発シミュレーションとしてしっかり楽しめる要素が盛り込まれている。 特に「ゲームの開発途中でゲーム雑誌記者から取材が来て、発売予定日を聞かれる」というイベントはかなり面白い点であり、ここでプレイヤーが決定した予定日通りに上手く完成させて発売出来れば売上にボーナスを得ることが出来るのだが、大抵数十日先の話になるので、適切な日取りを決めるのは難しく、それだけに上手くスケジュールを調整出来れば大きな達成感を得ることが出来る。 また、これら2つのパートが直接繋がっているという点も特筆に値する。RPGパートで良い人材を得られればSLGパートで大きな売上が見込めるし、SLGパートで大きな売上を得ればRPGパート用の主人公のポケットマネーへの報奨金が得られるのである。 ミニゲームの類も丁寧に作られており、特に真EDルートのシューティングは高品質な作りである。 豪華かつ熱い演出 作中では低予算がアピールされているが、アニメで描かれるイベントシーンがかなり多く(*6)、声優陣も有名所が多く、意外とチープさはあまり感じられない。 とある作中ゲームのパッケージを漫画家/イラストレーターのヤスダスズヒト氏が手掛けていたり、知る人ぞ知るがっぷ獅子丸氏(*7)がちょい役で出演しているなど、ゲスト陣も豪華である。 ストーリー本編も、「やってることは異様だが演出はとにかく熱い」という場面が多く、世界観に乗っかれれば楽しめる。 真ENDルートのクライマックスや、RPGパートのC研攻略時のラストなどは特に盛り上がるポイントとなっている。 セガの様々なゲームキャラの共演 当時のセガのオールスターゲームのような側面も有り、セガファンには(ネタに抵抗感が無ければ)感涙モノな場面も多い。 特に前述の真ENDルートではセガオールスターvs 任天堂&ソニー ドグマ社という熱いシーンがアニメで描かれている。 ゲーム中盤以降、ソニックなどのメジャーなキャラを開発スタッフとしても仲間に出来るようになる。(セリフはコンパチだが。) 高品質なBGM シーンに応じたムーディな曲や、熱く格好良い曲が多く、シーンの「燃え」に一役買っている。 賛否両輪点 詰め込まれているネタが非常に特殊な為、極一部のよく訓練されたセガファンやオタクしかその内容を理解出来ない セガが発売してきたゲームだけでなく、当時までのアニメ等の各種オタク文化にも精通していなければ本作のギャグ要素は到底堪能しきれない。 バーチャやソニックしか知らない程度のゲーマーや、ネット等で話題になったアニメなら見た事がある(または名前や大まかなストーリー程度なら知っている)という程度のオタ知識では、出てきたネタに気付くことさえ難しい。 当然というべきか、なんと久しく忘れ去られていた『アレックスキッド』(*8)も登場する。勿論自分が忘れ去られていたという自虐ネタ付きで。 上記の一つなどまだ序の口。そこに疎いゲーマーが本作をプレイしても、詰め込まれた内輪 自虐 バカ演出等のネタは意味がわからず寒いだけにしか感じられなくなってしまう。 ただし、本作のターゲット層は完全にそういったコアなセガマニアにだけ向いていた(それもあって当初は通販限定で販売されていた)ため、こうしたネタが盛り込まれまくっている点については割り切るべきだろう。 そういったコアなセガゲーマー達からは本作を「神ゲー」と評する人もいるほどである。…それと同時に、その中でも本作や当時のセガの社風にあった徹底した自虐ぶりに不快感を抱く人も存在した。 内輪的過ぎるネタにシナリオ展開 業界人の逸話等、ゲーム業界の内輪ネタやラストの超展開は嫌いな人にとってはマジで受け入れ辛い。 シナリオは『カルドセプト サーガ』『カオスレギオン』『シェンムー』などを手がけ、後に小説『天地明察』で吉川英治文学新人賞を受賞することになる冲方丁が執筆している。シナリオの質自体は案外良好。 問題点 一部の度が過ぎたネタ 自虐の一環としてセガ社内に実在した「パソナルーム(自己研修部屋)(*9)」ネタまで出ているが、皮肉にも本作リリースと同時期にパソナルームに配属されていた社員に訴訟を起こされ、後のセガ全面敗訴により完全に笑えない話に。 アダルトチルドレンを「幼稚な大人」と根本的に誤った解釈をし、おむつ姿のおっさんを敵として登場させてしまった(本来の「アダルトチルドレン」という言葉の意味は、「成人した被虐待経験者」の事である)。当然ながらこの事が当事者団体から抗議を受けて『スパイおじさん』に名称変更をせざるを得なくなったという、ギャグでは済まされない問題を起すはめになった。もっとも当時、この誤用は世間的にかなり広まってしまっていたのでこのゲームだけの問題というわけでもない。もちろんだから許されるという物でもないが…。 なお、グラフィックはそのままであるため、事情を知らずに修正版をプレイした人間は「『スパイおじさん』がなぜかおむつをしている」という謎の事態に戸惑うことになる(もともと変な敵キャラばかり出てくるので、あまり気にならないと言えばならないが)。 総評 とにかくアクの強い作品である。 RPGとゲーム開発SLGを組み合わせたゲーム性にはなかなか面白みが有り、ストーリーの本筋にも驚きの急展開や燃える場面などが用意されているが、 ドリームキャスト発売当時の情勢や、セガやオタク・サブカル的な分野の知識をある程度持っていなければ、 殆ど意味不明なクソゲーという印象にも成り得るし、パロディの凄まじい多さ自体も好みの分かれるところであろう。 そのため、安易に推薦は出来ないが、プレイする人によっては心に強く残るゲームであると言える。 補足 チート行為(*10)をしないとわからないことだが、著作権上等のパクリパロディ演出が没データとして残っている。 ミニゲーム集のカタログの中に没データがあるのだが、それらが(著作権上)非常に危険な代物(*11)。他ゲームからアニメ、映画と無節操なほどの潔いパクリパロディである。店頭販売版ではこのデータ自体はおろか痕跡すらも一切なくなっているほどのヤバさである。 + 参考動画1。潔過ぎて腹を抱えて笑うしかない。 http //www.nicovideo.jp/watch/sm330889 セガのライバル会社「ドグマ社」の三幹部の一人「ドグマ博士」は、本ソフトの開発初期には当時ライバルでもあった任天堂の横井軍平をもじった人物「横○博士」として登場する予定だったが、流石に任天堂に怒られる事を恐れてドグマ博士に変更したと言われる。 今作の演出やBGMの一部が、名作シューティングシリーズとして知られていたサンダーフォースの6作目『サンダーフォースVI』に流用されている。 …が、サンダーフォースのイメージに合わなかった事から猛烈な批判を食らう事になった。詳細は該当ページにて。 ドリームキャストの歌までもがゲーム中に流れる。 + 参考動画2 http //www.nicovideo.jp/watch/sm5585545 + 参考動画3。奴らの辞書に「配慮」と言う言葉は無いようだ… http //www.nicovideo.jp/watch/sm325620 ラストSTGステージの開始前アニメムービーでは、ラスボスの放った怪獣軍団(よく見るとP○2、○カチュウ、ピポザ○といった、著作権的にアウトなものばかりがモチーフ)を迎え撃つため、セガの全歴代ゲームキャラが出撃するという衝撃の展開が待ち構えている。 + ネタバレについて ファンタシースターIのパーティーメンバー(実はゲーム序盤から登場しているが正体は隠していた)を皮切りに、パンツァードラグーンのブルードラゴン、オパオパ、ソニック、挙句の果てにHODのゾンビどもまでが登場。 一応設定上は「セガが出したゲームのキャラクター全員」ということになっているが、実は会社のゴタゴタのせいでムービー中に出ていないキャラが意外と多い、惜しい事態に。あと当初はせがた三四郎も巨大化して登場する予定だった。 前者は当時のセガがリストラの弊害で権利関係のトラブルにあったため。後者も肖像権のせいで没になってしまった。 代わりとしてか、セガ製品ではない『バトルマニア』シリーズからも主人公の大鳥居マニア・羽田マリアが同ムービーに出演している。(*12) 余談 だいぶ後の話になるが2015年1月に4月からセガは『セガゲームス』と社名変更すると発表した。 元々「セガ」とは「SARVECE GAMES(サービスゲームス)」のそれぞれ頭2文字を取ってそれをローマ字読みしたものであるため「セガ」の「ガ」が「ゲームス(GAMES)」であることから「それってセガガじゃね?」というツッコミが多数発生した。 そんなネタ要素満載な社名変更だったことに加えて似たようなタイトルである本作も妙な形で注目されることとなった。元々自虐マンマンなネタ路線ゲームのためイメージブレイクになるようなことはなく再注目される効果はあったのである意味プラスに働いたネタと言えるだろう。 それに併せて『セガ』→『セガガ』ときて次はいよいよ『セガガガ』か?と更なるネタにされたが、それからわずか5年後の2020年に、セガゲームスはセガインタラクティブと統合され新しい『セガ』となったことで『セガ』→『セガガ』→『セガガガ』は実現しなかったのであった。 いかにもセガの集大成のようなゲーム内容に加え直前の撤退表明、以後はプレイステーション2の独壇場な時代になり、他に2001年にはこれまでしのぎを削り合ったライバルである任天堂のゲームキューブが発売されセガもサードとしてローンチタイトルソフト『スーパーモンキーボール』を供給、2002年はXBoxの発売によりあのマイクロソフトがゲーム業界への電撃参戦など、ゲーム業界でも話題性ある出来事が続きドリームキャストはその存在感が一気に薄くなったことなどもあって、本作がドリームキャスト大トリのように思われているところもあるが実際はドリームキャストのソフトは以後も年を追うごとに減少はしているもののリリース自体は2007年まで続いた。セガ自身も2004年の『ぷよぷよフィーバー』までファーストとしてソフトを出している。
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G-MODEアーカイブス10 想ひでシリーズ お祭りづくし 【じーもーどあーかいぶす10 おもひでしりーずおまつりづくし】 ジャンル お祭り堪能ゲーム 対応機種 Nintendo Switch メディア ダウンロード 発売元 ジーモード 開発元 シークス 発売日 2020年8月6日 定価 500円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) セーブデータ 1個 判定 なし ポイント 10個のミニゲーム集手軽だがお祭りと関連のないゲーム性 G-MODEアーカイブスシリーズ 概要 特徴 屋台の遊び 季節限定の遊び 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 原作は、フィーチャーフォンにて展開されていた『想ひでシリーズ』の4作目『想ひでシリーズ お祭りづくし』。 縁日の遊び10種類をミニゲームに落としこんだ作品をそのままSwitchに移植したもの。 特徴 基本ルール 2Dの鳥瞰図で表された神社境内を歩き回り、縁日の屋台で展開されるミニゲーム集を遊ぶといった内容。 屋台で遊ぶためには原則でお小遣いが必要。 ゲーム内には春夏秋冬の季節があり、境内から出ると季節が変わったうえで再度お祭りを遊びなおせる。 季節がかわる度に2000円もらいなおせる。余ったお小遣い次回の季節への持ち越しは不可能。 想ひで日記 遊んだゲームのハイスコアや、解除した実績が記載されるコーナー。 ゲームのスコアに応じて、腕前「師範」「プロ級」「一人前」「初心者」「下手っぴ」などがつけられる。 はじめて出店で遊ぶ、ハイスコアをとる、NPCに話しかけまわるなどをすると実績として「思い出」が蓄積されて書き込まれていく。 初回に遊ぶときは、屋台の店主が遊び方を教えてくれる。 基本十字ボタン、左スティック、Aボタンで遊べる。 屋台の遊び 金魚すくい 十字ボタン・左スティックでポイを動かし、Aボタンですくう。 Aボタンを押したタイミングでポイの真上にいた金魚を捉えることができる。 ポイは使うたびに耐久力のゲージが落ちていき、0になるまでどれだけ金魚をすくえたかを競う。 ポイントは低い順から、和金、黒出目金、らんちゅうとなっている。空振りすると減点。一振りで複数の金魚を捕まえることも出来る。 ヨーヨー釣り 十字ボタン・左スティックで釣り糸を左右に動かし、Aボタンで釣り糸をたらす。 流れてくるヨーヨーにタイミングよく釣り針を当てることで自動的にヨーヨーを釣り上げる。 ヨーヨーは釣るとポイントとして数えられる。青、赤、緑、黄色、紫色の順にポイントが高くなっていく。また高ポイントのヨーヨーほど流れていくのが早い。 ちょくちょくクワガタムシが飛来してくる。釣り上げている途中のヨーヨーにクワガタムシがあたるとヨーヨーを落としてしまう。 制限時間制だが、空振りすると即終了。クワガタにヨーヨーを落とされても終了とはならない。 ソース煎餅釣り 15枚積まれたソース煎餅を串刺しにして吊り上げる遊び。 0からMAXにまで増えていくゲージを目押しして、針を落とす威力を調節するゲームである。 15枚のソース煎餅を貫通して机まで刺してしまうと即失敗。 初回以外は、吊り上げるべき枚数を「○枚以上」あるいは「○枚以下」という形で指定される。指定された枚数以外のソース煎餅を刺すと即失敗。 「○枚」が何枚になるかは毎回ルーレットで決める。 指定された「○枚」をぴったりと刺すと加点となる。 輪投げ 輪が左右に移動するのでAボタンを押すと輪を投げる方向を決定。 その後、画面右に表示されるゲージをAボタンの目押しでとめて、投げる強さを決定する。 射的 プルプルと震える照準を十字ボタン・左スティックで動かして、Aボタンで球を発射。6発まで撃てる。 棚から落とすことで得点。大きいものは落としにくいがポイントは高い。 空砲は減点。的の中央をきちんと射抜かないとカス当たりとなり空砲と同等の扱いになる。 ゲーム開始前に、どの棚を狙うか選べる。 型抜き カタヌキに類する操作は一切必要なく、実際は画面右側の緑色のゲージを見つつカタヌキの力を調節するゲーム。 Aボタンを長押ししている間は、力を現す赤いラインが上下する。この赤いラインが緑色のゲージ内に収まるようにキープし続ける必要がある。 緑色のゲージは太くなったり細くなったり、上に上がったり下に下りたりする。 カタヌキに用いる煎餅には耐久度があり、緑色のゲージから赤い線がはみ出ているとどんどん耐久度が低下。0になるとカタヌキ失敗。 残り耐久度、成功したラインの本数、挑戦した型の難易度を加味して得点がつけられる。 屋台の店主が「完璧なカタヌキを作れば買い取る」旨の話をしてくれるが、実際は買い取ってくれない。 スマートボール 十字ボタンの下を押している間はゲージが蓄積させ、下ボタンを離すと蓄積したゲージのパワーでボールを打ち上げる。打ち上げられたボールはパチンコ台のように釘が打ち付けられた板をくだっていく。 途中にある3×3の穴をふさいでいくと得点。またビンゴの要領でふさいだ穴が縦横斜めのどれかそろうと得点。 9つあるすべての穴をふさぐと得点が2倍になる。またこのときボールを多く残しているほうが得点が高い。 季節限定の遊び こちらは無料でできる。 餅つき 春限定の遊び 臼の中で転がる餅を十字ボタンで中央に押し返してからAボタンで突く、といった工程を繰り返す。 制限時間制であるが、時折紙飛行機が飛んできており、杵でついてしまうと即終了。 盆踊り 夏限定の遊び 音ゲーのようなもの。 ↑↓←→のマークが流れてくるので、タイミングよく押していく。 コンボがつながった数、リズムの正確さで得点をもらえる。 打ち上げ花火 夏冬限定の遊び 太鼓の達人みたいなゲーム。 花火球(黄色)と爆弾(黒)が流れてくるので、タイミングよく花火球が来たときはAボタンで打ち上げ、爆弾は↓ボタンで除去する。爆弾を間違えて打ち上げると即終了。 その他 ミニゲームではないが、カキ氷やたこやき、おみくじを購入できる。 食べ物を制覇すると日記に記載される。 おみくじは結果に応じて、残りのお小遣いが増えたり減ったりする。例として、大吉を引くと残りお小遣いが500円プラスされる。 屋台や木の陰に隠れているおじさんがおり、見つけるとお小遣いをくれる。 評価点 手軽さ 基本Aボタンやや十字ボタンだけで操作できる。 屋台やミニゲームをする際、Aボタンで話しかける必要はない。立ち寄ると自動でゲームを遊びたいかどうかの選択画面に切り替わる。 美術関連 お祭りのような小気味良いBGMが流れる。 主人公の服装や神社境内は春夏秋冬で様変わりする。春には桜が咲き、夏は涼しい夜にぎやかな屋台の光が映え、冬にはかまくらが建てられる。 屋台のおじさんとの人間くさい会話 ゲームでいい成績をとったとき、大抵の屋台のおじさんは賞賛しつつも悔しがってくれる。 賛否両論点 やりこもうとするとガチなプレイが要求される ミニゲームの成績は想ひで日記に記録される。 想ひで日記のコンプリートを目指そうとすると、屋台の遊びの高難易度版をほぼ完璧にこなさなくてはならない。 500円のゲームだが、やりこみを楽しめるならかなりのボリュームに感じられるかもしれない。 どのミニゲームも、パーフェクトプレイで得点が2倍になるという採点方法をしているため、高得点をとりたい場合ミスが一切許されない。 やりこみ要素といえる点では評価点だが、何度も10種類もあるミニゲームをやらされることを考えると一概に評価点といえるのかは微妙なところ。 春夏秋冬の季節ごとに、すべてのNPCにひととおり話しかける、すべての屋台にひととおり話しかけるなど、地味に面倒くさい解法条件をしているものも。 想ひで日記の実績解放条件も、最初から書かれているわけではなくヒントでにおわすのみとなっている。 運に左右される場合がある ヨーヨ釣り、射的、金魚すくいは高得点となる的がたくさんいるとは限らない。 釣り上げる回数、射的で撃てる弾の数などは固定なので、プレイヤーの腕だけでなくどんな的にめぐり合わせとなるかで、得られる得点も左右されがち。 問題点 ミニゲームが縁日の出店ならでは遊びとして再現されていない 評価点の裏返しにもなるのだが、操作性がシンプルすぎるせいで、お祭りの遊びの再現になっていないケースがある。 餅つき、盆踊り、射的と金魚すくいはまだいいが、輪投げや盆踊りはお祭りの風景と無関係なところでミニゲームが繰り広げられる。 最たる例がカタヌキ。カタヌキをやっている最中、カタを一切見る必要は無くひたすら画面右端のゲージを注視するだけのゲームとなっている。 障害物として紙飛行機やクワガタが飛んでくることもあるが、いまいちリアリティが感じられない。餅つきをしているところでわざわざ紙飛行機を飛ばす人なんているのだろうか。 ゲームの説明が不十分だったりする 初回に限り説明はしてくれるものの、不十分感が否めない。Lボタンを押せばいつでも遊び方を確認できるが、そこでの説明もざっくりしており、実際にプレイしつつ覚えることになる部分も多い。 何回同じ遊びをしたところで特にペナルティはないが、遊び方をちゃんと覚えるために1000円ぐらい使ってしまうことはありうる。 ポイントを競うゲーム性が強い 捕まえた金魚・ヨーヨーといったものをコレクションできるわけでもない。 「想ひで」をコンセプトにはしているものの、結局縁日を再現したミニゲームであるというだけで別段懐かしさを感じられるような内容ではない。 焼きそばを買ったりできるが、結局、想ひで日記に反映されるだけのギミック。想ひで日記を埋めるために、何回か買うことになるが実に作業的。 秋祭りが若干さびしい 秋祭りだけ、季節固有の遊びがない。神社も紅葉に染まってはいるが景色としてはそれくらいしか面白みがない。 祭り開始時に、主人公の少年が、お小遣いをもらったことやお祭りへの意気込みをモノローグで語るが、毎回飛ばすことが出来ない。 やりこみを求めるゲーム構造をしているため、上記のモノローグを下手すると百回程度は見ることになる。 総評 お祭りらしさや懐かしさに関して、不足に感じられる部分はあるが、十字ボタンとAボタンだけでにぎやかな縁日のミニゲームを楽しめる手軽な作品となっている。 さらに実績やハイスコアを記載する「想ひで日記」システムのおかげで、安価ながらもやりこみの余地はかなりある。 余談 『G-モードアーカイブス』展開以前に、2009年11月25日にDSiウェアで『カタヌキ』というタイトルで移植されていた事もある。 ただし、内容は「型抜き」「ヨーヨー釣り」「ソース煎餅釣り」の3ゲームのみ収録で、「想ひで日記」のようなやりこみ要素も未収録というもの。 本作と同様にフィーチャーフォン版の移植であるため、操作性に関しても問題点にある通り実際の遊びの再限度とかけ離れたものとなっている。よりにもよって『カタヌキ』というタイトルでリリースしているため、如何にもタッチ操作で遊ぶ型抜きゲームかと思っていたら、ゲージをみてボタンを長押しするだけという非常にガッカリ感が漂う内容となっている。詳しくは該当項目にて。
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【検索用 かたろく 登録タグ 2022年 VOCALOID Иagi か 初音ミク 曲 曲か】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Иagi 作曲:Иagi 編曲:Иagi 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『カタログ』 歌詞 (YouTube概要欄より転載) 毎日 私も轍も list 足跡 残して 並み立つ 景色 コンフリクト 猫も杓子も 巻き込ん で 眠る 庭で 光る ような 壮大な世界観 矮小な視界が あなたのこと 全部解ってるかな? 「あの時の言葉」 「忘れられないな」 なんて言ってたって 移ろい 避けられないわ 広大な星空 狭小な画面が 有象無象の遊び場 になるような 物語から データベースから 数えきれないな 世界の全て 今まで獲得した実績の数 今まで辿り着いた街の数 頭上を通り過ぎた衛星の数 今まですれ違った人の数 今まで過ごした日々の数 今まで過ごした日々の数 今まで過ごした日々の数 今まで過ごした日々の数 毎日 私も轍も list 足跡 残して 並み立つ 景色 コンフリクト 猫も杓子も 巻き込ん で 眠る 庭で 光る ような 壮大な世界観 矮小な視界が あなたのこと 全部解ってるかな? 「あの時の言葉」 「忘れられないな」 なんて言ってたって 移ろい 避けられないわ 広大な星空 狭小な画面が 有象無象の遊び場 になるような 物語から データベースから 数えきれないな 世界の全てが コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。